仕入れ担当の森田です。
今日はとても仕入担当者らしいお話です。
10月も下旬にさしかかりますと、私の仕事は年末モードになります。それは、中国で加工した商品が入ってくるタイミングが年末に近くなってくるからです。
お彼岸まで何ヶ月もあるのに
きっとこの様に思われた方は多いのではないでしょうか?確かにまだ何ヶ月もありますので、さほど急ぐ必要はないように思います。
もちろん、すべて国内で加工する場合は全く問題はありませんが、中国で加工するとなるとなかなかそうは行かないのです。その理由は中国の春節と日本の春のお彼岸にあります。
中国の春節
来年2019年の春節は2月5日だそうです。この日がいわゆる元旦です。日本でも同じですが、大晦日まで仕事はしませんよね。
つまり、その前の週でほとんどの工場が仕事じまいをします。
中国人にとって春節は最大のイベントです。すご~いお祭り騒ぎです。まさに待ちに待ったお正月です。そしてその休みは1週間以上はあります。
また田舎ほど長く休みを取りますので、実際には1ヶ月近く工場が止まってしまう場合もあります。
日本の春のお彼岸
お彼岸までにお墓をキレイにしたいとおっしゃる方は、昔に比べて減りましたが、それでもそれなりにおられます。
日本人にとってはお彼岸はひとつの節目になっています。特に春の彼岸は、寒い時期から暖かくなるタイミングですので、多くの工事が集中することになります。
この春節のタイミングが、お彼岸前の工事のタイミングに重なってしまうため、石屋さんの業界ではアタマが痛い問題になっているのです。
ギリギリは怖い!
ではどんなリスクがあるのでしょうか?
1.期日に間に合わない可能性がある
2.仕事が悪い商品が入ってくる可能性が高くなる
そして一番怖いのが…
不合格品がごまかされて入ってきてしまうことです。
これはどんなに注意をしてもゼロにすることが出来ないのが悲しいところです。ですから、余裕のある時に良い加工をしてもらい、しっかりと検品をして、いいものを納めてもらうことが最優先となります。そのための余裕になります。次回へ続く