篠山店の園中です。
今回は入荷したマニ車(摩尼車)の紹介です。
マニ車は、主にチベット仏教で使用される仏具です。チベット、ブータン、ネパールはもとより中国、台湾そして日本の寺院などにも、設置されているところがあります。
マニ車は、円筒形で回転させることができるようにできています。大きさは手に持てるものから、仏教寺院などに設置された数メートルという大きさのものまで様々です。
円筒の側面にマントラ(真言)が刻印され、内部にロール状の経文やマントラが繰り返し書かれたものが納められているものが一般的です。
マニ車は、中にお経が入っていて、それを回転させることで、お経を読んだのと同じ功徳を得られるといわれます。
日本のお寺で見かけるのは、このような形のものが多く、真ん中の輪に文字が刻まれます。
その準備として・・・彫刻する文字を決めます。
【如意輪=如意輪観音】 人々を苦悩から救い、あらゆる願いを叶える観音菩薩
【止悪修善】悪い行いをやめ善のつとめをおこなう
こちらは、手書き文字をそのまま彫刻します。
文字の大きさやバランスを確認して。
完成を待ちます。どのような仕上がりになるのか楽しみです。
年内に据え付けの工事を予定しております。
年明けにはぐるぐる回るマニ車をご紹介できると思います。