後世のために古碑を五輪塔にまとめる

2019年02月15日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回のご紹介は一統内で祀っていた古い石塔を撤去した後に、五輪塔を建てた話です。

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古くなった石塔は、何処の家の石塔なのかわからないものや、戒名が読めないものもありました。

お施主様の考えは「今ですらはっきりしない石塔があるのに、後の世代はもっと分からなくなる。自分達の代できちんと整理し、なんとかしないと」との思いがありました。

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ずらずらっと前列に並んでる石塔、こちらを撤去します。お性根が済んだ石塔には、間違えないように印を付けます。

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処分する古碑をすべて撤去しました。

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撤去したところをすべて整地(転圧)して、カロート付で五輪塔を据えます。

お骨が入るわけではありません。

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並んでいた古碑とそれぞれのご自宅にある資料(過去帳等)を基に板石に戒名を彫刻しました。

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板石の枚数:5枚、戒名数:47

それぞれの墓石はなくなりましたが、こうして戒名を残すことによって将来ご先祖様のルーツを知る手掛かりにもなるのではないでしょうか。

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古碑が並んでいた部分は、簡単な仕切り延べを入れて、平らに整地します。

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掃除がしやすいようにコンクリートで塗り上げました。

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これでお墓参りもしやすくなりスッキリした。と喜んで頂けました。

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