上山 典之
こんにちは、篠山店の上山です。
以前に地元紙などで報じられていた重要伝統的建造物群保存地区の丹波篠山、福住の住吉神社境内にある、世界的に著名な作庭家の重森三玲(しげもりみれい)が手掛けた枯山水庭園「住之江の庭」の修復が完了したので見てきました。
この修復工事は、地元住民をはじめ市内外の関心のある人たちに参加してもらうワークショップ形式で行われすべてボランティアによる工事でした。
1966年(昭和41)の作庭以来、初めての大規模修復ということです。
大阪の住吉大社の分霊である海の神を祀ることから海の景色をテーマとし、枯山水の様式を用いられています。
全体に敷き詰められた白川砂の砂紋は小波、白い曲線は大波をあらわしています。
徳島県産の青石を20石配置し、仙人が住むという蓬莱島に宝船が向かう様子を表現しています。
実はこの住吉神社とはご縁があり、鳥居は15年前に弊社が建立したものです、18尺八幡型でかなり大きいです。
「住之江の庭」も「大鳥居」も、もちろん住吉神社も末永く地域の信仰の対象として守り続けていかれることを願います。