墓じまい

2019年07月16日 08:00

井上
井上

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

ちょうど2年前に書いたブログ「墓じまい・改装を考える」を先日行ってきました。(長文です;)
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この墓は山形県米沢市にある母の父の実家。母の叔母が亡くなり「遺言で10年はそのままで」とのことでしたが、姪である母姉妹も年を重ね皆で元気に行けるうちに。と消費税問題。とを考え、叔母の命日に永代供養する運びとなりました。

そもそも「墓じまい」とは。

お墓を撤去処分し、遺骨を別の場所(別の墓地、永代供養塔)へ移して、お墓を「しまう」ことを言います。この作業には、いろいろ手続きが必要になります。

  •  ①墓地管理者に「墓じまい」を伝える(今回は寺)
  •  ②石材店を探す(今回は寺紹介)
  •  ③遺骨を納める場所を決める(今回は寺の永代供養塔)
  •  ④閉眼供養依頼(住職)
  •  ⑤墓石解体撤去、遺骨の取上げ(石材店)
  •  ⑥永代供養に刻む文字の依頼(今回は石材店)
  •  ⑦改葬許可申請書を墓地のある市役所からもらい必要事項を記載する
  •  ⑧当日、本堂で法要→供養塔へ遺骨を納める
  •  ⑨改葬許可申請書を市役所へ提出

ざっと、こんな感じでした。(これに、寺との離檀の話やそれに必要な費用の話、墓じまいを考える前には親戚にも声を掛ける必要もあります)

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当日までに石材店からは供養と撤去後の写真が届いていましたので、もちろん当日行っても何もなし。きれいなもんです。
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本堂で法要。真ん中の段ボールの中に遺骨が入っています。

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本堂脇へ移動し、待機していた石材店の方が遺骨を納めて下さり、彫刻したところを教えて下さりました。

6月と入っている日にちは、墓石撤去をした日(=お墓がなくなった日)とのこと。ここに至る途中で、ぷちハプニングもありました。

本来、納骨する人数が4名だったのでそれぞれを彫刻する予定でしたが、墓石撤去で出てきた遺骨が7名。

ご住職が過去帳を見ると、母から見て曾祖父と祖父の姉妹(双子)ではないかとのこと。

且つ、曾祖父は米沢では珍しい「院殿号」付!!何か功績を残したこととは思いますが、さすがにそれを知る人もいず、珍しく誇らしいけど、7名の彫刻となると予算も変わるし、役所への手続きも増えるとか。
で、彫刻は1行で「先祖代々之霊位」でまとめました(意外と墓じまいあるあるかも…です)
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そして、外での法要をして終了。お墓はなくなりましたが、遺骨はここに納まっており、彫刻もあるので、こちらに来た際にはお参りが可能です♪
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終了後、市役所の市民課で「改葬許可申請書」を提出し、ほんとうにこれで終了です。

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改葬許可書は、市のホームページからダウンロードすることが可能になってるところが多いです。ホームページにない場合は、送ってもらうことも可能。

遠方だとこの手続きが面倒な作業になりますが、これは改葬する際のルールですので、お忘れなく。

今回は、ほんとうに良い経験でした。

自分のルーツを知ることも出来、皆が納得した形でご先祖様をお祀りすることが出来たと思います。

墓を守るのは、遠方になると大変なことです。でも、そのまま放置するのも今は問題になっています。

お墓を知る人が元気なうちに、遠方のお墓のこと考えてはいかがでしょうか。

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