森田石材店ブログ - こんな工事もします -
22才の旅立ち
2022年10月06日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
お客様から連絡がありました。「納骨をしたいのですが、お手伝いをお願いできますか?」
このお客様は8年前に息子さんを亡くされて、2年前にお墓を建てるお手伝いをしていました。
2年前には「お墓を建ててしまったら息子が遠い所へ行ってしまうような気がして、でもこのままで良いのか」とずっと悩んでおられ、お骨は仏壇でお祀りされていました。
いざ、お墓が完成してもまだ迷われていましたが、「建碑式で家族全員でお墓に巻かれた白布をほどき真っさらのお墓が現れた時、自然と涙が出て無意識にお墓を撫ぜていました。安堵したんです。」
「こんな気持ちになるなんて思いませんでした。不思議でした。これで安心して死ねると思ったのか…私も夫も必ず息子の所に行けると安心したのでしょうか。」その時はそんなお気持ちだったようです。
ご納骨の後にお話伺うと「14歳で亡くなり8年が過ぎました。いま元気でいれば22才になります。同級生の友達だった子供達も大学卒業して社会人として旅立って行く年になって…まだ寂しい気持ちもありますが決めました。」
お骨を骨壺から晒し袋に移し替えて納骨するまでの間ずっと撫ぜておられたのが印象に残っています。
末永くお祀りくださいませ。
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日本で作ったお地蔵さんをすすめる5つの理由
2022年09月16日 08:00
仕入れ担当の森田です。
最近は円安の影響もあり、輸入品の価格は驚くようなことになっています。
私みたいな立場とすれば、「これは国内でやったほうがいいんじゃない?」と思うこともしばしばございます。
そんな商品のひとつにお地蔵様がございます。
たとえ価格差があっても日本のお地蔵様はいい感じなのに、いまでは割安感すら覚えます。
今日はお地蔵様についてお話したいと思います。
お地蔵様とは
愛らしい穏やかな表情をされているのがお地蔵様です。
お地蔵様は地蔵菩薩といわれ菩薩様なのです。
菩薩さまとは、有名どころでは観音菩薩、文殊菩薩、弥勒菩薩などおられます。
悟りを求める衆生という意味らしいのですが、ブッダが悟りを開く前の状態としてかなり偉い方にあたります。
そんな菩薩であるお地蔵様は子供の供養によく用いられます。
その理由は有名な賽の河原の話になります。
『仏教では、親より先に死んでしまった子供は、
親不孝をした罪となり賽の河原で石を積まなければなりません。
親を思いながら、徳を積むために一つずつ石を積みます。
しかし、その石積みを鬼が崩して邪魔をしてきます。
そこへお地蔵様が現れて子供たちを救ってくれるのだそうです。』
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いちばん大事なのは顔
お地蔵さんには限りませんが、仏像でいちばん大切なのは顔です。
特にお地蔵様は優しく穏やかな表情がいいですね。見ているこちらも癒やされます。
そして顔はつくり手により特徴が出ます。
日本の職人さんの技がすごい
現在、日本のお墓に建っているお地蔵様のかなりの数が中国製品です。
理由は価格が安かったからです。
もちろん技術もそれなりですから、広まるのも当然です。
弊社も例外ではなく、多くの中国製のお地蔵様を納めてきました。
しかし、国産のお地蔵様と比較するとその違いは歴然とあります。
最も大きな違いは仕事の丁寧さです。
日本の職人の仕事は細部まで手が入っています。
上の写真は有名な方の作品です。本当に見ごとな技術です。
それは見るだけではなく触ってみると明らかです。
何とも言えない手触りはいい仕事の証です。
また頬の滑らかさ、表情の深さも違います。
素材とひと手間
日本の職人さんは実に色んな素材でお地蔵様をつくられます。
たとえば「石んこ地蔵」で有名な平泉さんは、かわいい表情はもちろん独特な色付けをされます。
また和泉石など昔から日本で採れた砂岩質の石で加工されたものは、目が細いので細やかな加工が特徴です。
あと自然の石の肌をそのまま活かした伊達冠石も魅力的です。
中国の物価高、円安で差は小さく
冒頭にも申し上げましたが、中国製品と日本製品の価格差のお話をしました。
そしてそれが今ゆらいでいます。
人件費の高騰と円安の影響でその差は縮まってきました。
いよいよ、品質と価格のバランスでは日本製品に軍配が上がると私は思っています。
まとめ
今回はお地蔵様について少し書いてみました。
お地蔵様に限らず、灯籠・狛犬・観音様など、どれをとっても日本の技術は素晴らしいと思っています。
もちろん海外の加工も素晴らしいものはたくさんあります。
しかし、私たちが見慣れた感覚のようなものにピタっと当てはまるのは日本の職人さんの仕事が多いように思います。
長らく国産の加工が減っていったこともあり、職人さんの人数も少なくなってきています。
今後もこの技術が継承されますようにと願うばかりです。
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古いお墓の文字を読む勉強会
2022年08月30日 08:00
仕入れ担当の森田です。
先日、日本石材産業協会の大阪府支部主催の勉強会に参加しました。
勉強会のタイトルは、
実践・墓石解読法 ~考古学から見た近世の墓石~
講師は朽木量先生。
千葉商科大学政策情報学部の学部長をされています。
専門は考古学で私たちとは違う観点からお墓を見ておられます。
なかなかのお墓好きぶりで、お話を聞いていてとても楽しかったです。
テレビ大阪の「お墓から見た日本」にご出演もされています。
残念ながら私の住んでいる地域はテレビ大阪が映らないのですが、Youtubeでも見れるようです。
ぜひ見てみようと思います。
例えば、「文政四天」と書かれているとします。
この場合「天」は「年」と同じ意味で使われています。
他にも年と同じ意味で使われる漢字はたくさんあります。
「季」「暦」「歳」「稔」「載」「祀」などがあるそうです。
お墓では見たことがない漢字に出会うこともしばしばあります。
そんな漢字でも、漢字の部首とつくりが左右逆になっているもの。
上下に並んでいるもの。意味は同じで別の形になっているもの。
つくりだけが外に出たもの。似たような形・・・。
読み方のコツを知っていれば、ある程度のものは読めるなあと思いました。
石の年代を調べるのに年号は大切ですが、干支で表現されている場合も多くあります。
そんなときの早見表もいただきました。
明日から古い石造物を見るのが楽しみになってきました。
当日の資料です。
一番右のDVDは別途購入いたしました。
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8月27日は仏壇の日
2022年08月25日 08:00
こんにちは。本店スタッフです。
みなさんへお送りしているニューズレターの表紙に毎回「今日は何の日」というコーナーを設けており、その月の記念日を探してご紹介しています。
これが、有名すぎると面白みにかけるし、趣味に走り過ぎたりマイナーすぎてもピンとこないですから、いい具合の記念日を探すのに地味に苦労しています。
さて、数ある記念日の中に「仏壇の日」という記念日があります。しかも「毎月27日」ということで、年に12回も。
もともとは3月27日が仏壇の日だったのですが、だんだんと拡大していって毎月になったそうです。
この3月27日が何の日かというと西暦685年3月27日に 天武天皇が「諸國(くにぐに)の家毎に佛舎(ほとけのみや)を作り、即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ」との詔を出し、これ以来「仏壇」を拝むようになったとされています。
そのことにちなんで制定されました(ただし、その頃は貴族や役人などごく一部の人だけが祀っていて、庶民にも普及するのは江戸時代に幕府が仏教政策を行うようになってからです)
仏壇の日だから、特にこれをしましょう!という決まりはありませんが、普段できていないお掃除をしたりご先祖様を思うきっかけになれば良いなと思います。
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追記。前回のブログで「お盆とうろう」のことをお話しましたが、その後無事入手できました。
他の方の写真ではブドウやナスなど食品のモチーフが多かったのですが、私のところへやってきたものは鐘や手桶などのモチーフばかりでした。
しばらくこうして飾っておこうと思います。
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お線香の話
2022年06月08日 09:00
こんにちは、本店スタッフです。
以前、このブログでも入荷のお知らせをしました、この変わり種のお線香。
当店で販売しているもの以外にも、最近はとにかく色んな香りのお線香が発売されています。「こんな匂いのお線香があるの?」と驚くこともしばしば。
私が今一番気になっているのは奥野晴明堂さんの松茸の香りのお線香です。
こういった変化球なお線香を見ていてふと思ったのが、例えばアイスクリームやチョコレートだと乳固形分や脂肪分の割合などによって呼び方の定義があります。
「線香」にも何かそういった定義やランク付け(線香と準線香のような…)があるのか、と気になりました。
まず、お線香は杉線香と匂い線香に分けられます。
杉線香というのは、杉の葉を乾燥させて粉にしたものを練って作られたお線香です。
杉の粉を水だけで練ったものや糊粉が混ざっているものがあります。
基本的に香料はいれないので、自然な杉の香りがします。
特長としては煙がたくさん出るので主にお墓参りでの使用がおすすめです。
我が家は、いつも仏壇で使用している線香を適当に持って行くのであまり煙が出ず「これ、火ついてる?大丈夫?」というやりとりをよくやります。
お墓に眠るおじいちゃん・おばあちゃんも毎回「大丈夫?」と思っているかもしれません。
次のお墓参りには一度杉線香を持って行き、派手に煙を出したいと思います。
因みに、杉といっても使用しているのは「葉」なので花粉症の症状が出る事はありません。ご安心ください。
次に、匂い線香は椨(タブ)という木の樹皮を乾燥させて粉末にしたものを粘結材として使用しています。
そこに白檀や伽羅などの香木や香料を調合して香りが付けられます。
高級なお線香というのは椨が少なく香料がたくさん使われている=匂いが強いということです。
椨そのものは香りが少なく、香料の邪魔をしないと言うのがメリットです。また煙も少なめですので、お部屋での使用に適しています。
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お線香の定義を検索してみた限りでは、この二種類があるということしか出てきませんでした。
つまりは、お線香は全てお線香ということですね。
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立花隆さんのお墓
2022年05月25日 08:00
仕入れ担当の森田です。
今日はちょっと難しいテーマということで、立花隆さんを肴に書こうと思います。
作家の立花隆さんがお亡くなりになって早一年になります。
3万冊読み100冊書いた「知の巨人」と称された人は色んなものに興味が尽きなかったそうです。
その立花さんがテーマに選んだもののひとつに臨死体験があります。
人は死ぬときにどんな体験をするのか、あの世は存在するのか。
正解は誰もわからないのですが、世にいわれている臨死体験は死ぬ間際に脳が見せる作用で、そしてあの世も存在しないと立花さんは結論付けられています。
立花さんは自分の死に際して
「死んだらゴミと同じ。だから、戒名も要らない、葬式もしない、お墓も位牌も要らない」
と家族や周囲には伝えていたそうです。
私のような仕事をしていますと、このようなコメントは甚だ悲しいと感じてしまいます。
(写真上)「葬式無用、戒名不要」と遺言に書いた白洲次郎さんのお墓です。
著書「死はこわくない」の中に元検事総長の話が出てきます。
彼は病床で
「死んだらゴミと同じ。あの世もなく意識も残らないだろう」
と奧さんに言います。
この時、奧さんは
「あなたのような冷たい考え方はイヤよ。死んでからも残された私たちを見守ってくれなくてはイヤです」
と返します。
この奥さんの気持はすごく自然で、多くの方がこのように感じられるのではないでしょうか。
これはとても死についてよく表している会話だと思います。
本人はこれでいいと言う。
見送る側はそれはイヤだと言う。
死んだ人がゴミと同じなら、ゴミとして死後のことを主張するのは少し変な気がします。
ゴミでないなら、その主張は聞いてもいい様な気がします。
ご主人をゴミの様に捨てるのは奥さんの自由で、何かしらの弔いをするのも奥さんの自由です。
結局、死とは本人ではなく弔う側に委ねられているものだということになります。
先日、NHKで立花隆さん没後1年の番組がありました。
ご覧になった方も多いと思います。
この番組の最後に立花隆さんの遺骨は樹木葬に眠っていると出てきます。
昨今の樹木葬は、ほぼ小ぶりなお墓です。
ご家族がこの件については故人の言い分を守らずゴミとして扱われていないことにホッとしました。
昔は死んだらどうしてほしいとは言いませんでした。
あとのことは子供に任せるのが当たり前だったからです。
それがここ数年に流行った終活で少し大人がおせっかいになってしまったのかもしれません。
死んだ後どうしてほしいと伝えるのは、残された人を一人前と見なしてないようで、実はとてもおこがましいことなのかもしれません。
あとのことはあとの者に安心して任せてみませんか。
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忠魂碑
2022年04月12日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
桜の花もそろそろ終わりに近づき寂しい気がしますが散り際の今が一番きれいですね。
明後日からお天気が悪くなるようなので今日、明日が最後の見納めですね。
話は全然変わりますが、無住の寺墓地で見かけた忠魂碑です。
かなり大きいですが、ひっそりと佇んでいます。
地元出身の陸軍軍人(元陸軍大将)であった本庄繁の揮毫の碑で昭和9年の建立です。
その時代は戦争を大義とする忠義心を高める目的があったのかもしれませんね。
忠魂碑であれ慰霊碑であれ思想の違いはあったのかもしれませんが、今となっては戦死された方々を弔う碑であることには変わらないと思います。
その時代の彫刻なのでもちろん手彫りで作り上げられた碑で、かなりの労力が必要であったと思われます。
今、世界ではロシアがウクライナに軍事侵攻を続けており毎日のように尊い命が無残にも奪われています。
強者が弱者を一方的に攻める、いつの時代になったら人間は学習するのでしょうか。
一刻も早いウクライナの平和を願います。
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お供えの花の意味
2022年04月06日 08:00
滝野店の河合です。温かくなってきましたね。
皆さん、お彼岸でお墓参りされた方が多いと思います。
お墓参りや仏壇にお花をお供えされますが、どういった意味があるのか、どのような花が適しているのか気になったので調べてみました。
お墓や仏壇にお供えするお花は「仏花」あるいは「供花」と呼び、このお花はお墓にやどる仏様を綺麗に彩るという意味があります。
また、それだけでなく美しい姿のお花もやがて枯れていくという命の尊さを知る意味も込められています。さらに、お供えする人の心を穏やかにし、仏道への信心を養うという目的もあるようです。
ちょっと内容を深掘りしていきます。
仏花を供える意味は主に2つあります。1つ目は、「故人を想う気持ちを花で表す」というもの。故人が好きだった花や、故人へ伝えたい花言葉の花などを供えて手を合わせると、故人との思い出が蘇ってきたり、故人と会話をしているような気持ちになります。
2つ目の意味は、「仏様を敬い、修行の誓いを立てる」というものです。花は厳しい環境でも生き抜く植物の進化の形として知られています。辛い環境でも耐えて花を咲かせる姿が、仏様に誓いを立てながら修行をする人間の姿を彷彿とさせることから、このように考えられるようになったと言います。
花を供えるようになった由来は、お釈迦様に関係しているとされています。お釈迦様が前世で修業している最中に仏様に会い、お花を供えたという逸話があります。この出来事がきっかけで、お墓や仏壇などに眠る仏様に向けてお花を供える習慣ができたと伝えられています。
お供えの花を選ぶときは最低限のマナーを守る必要があります。日持ち・色・トゲや毒の有無・香りの強さなど、選び方と注意点を項目別にお伝えします。
・長持ちする花を選ぶ
すぐに枯れてしまう花は、仏壇に飾る仏花にはふさわしくありません。仏花は長持ちするものがベストです。仏花の代表格として有名な菊の花は、長持ちする上に季節に関係なく手に入るため、よく選ばれています。
長持ちする花は、ピンポン菊やトルコキキョウ、カーネーションなど。これらは葬儀・告別式の場でも使用されています。ちなみに、長持ちはするものの、枯れていて死や殺生を連想させるドライフラワーは仏花に適しません。
・色で選ぶ
仏花の色は、中国の五行説に当てはまる色など所説謂れがあるようですが、「六金色(ろっこんじき)」または「五色(ごしき)」で選ぶものと言われています。
色の内容は六金色:「青」「黄」「赤」「白」「淡紅(樺色=かばいろ、または、橙)」に「5色の混合色(輝き)」を足した6色、または、五色:「青」「黄」「赤」「白」「黒(紫)」です。
四十九日までは白や淡い色の花だけを供え、己の心を明るくする忌明け(きあけ)から明るい色を供えはじめるのも良さそうです。
・棘や毒、香の強い花は避ける
仏壇に飾る花として適さないのは、トゲや毒がある、香りが強い、枯れるのが早いものです。
トゲのある花として有名なバラやアザミなどは、トゲが殺生を連想させるため仏花には適しません。彼岸花やチューリップなどの毒がある花は、仏に毒を供えることになるのでNGです。
ユリのような香りが強い花は、お線香などの香りを妨げてしまうことから、仏花としては使用しない方が良いと考えられています。仏花は長持ちするものがベストですので、すぐに枯れてしまうサザンカや椿などは避けます。
・棘のある花は工夫次第で飾れる
バラやアザミはトゲがあるため仏花に向かないとはいえ、多くの人から愛されている花です。故人がトゲのある花を愛していた場合は、トゲをすべて取り除いてから仏壇に飾るといいでしょう。トゲのないバラを飾る方法もあります。
他にも、花瓶に挿したバラをリビングや玄関などに飾り、視界に入ったときに故人を想うことも、1つの供養方法と言えます。
仏花を飾ることは仏教的にも重要な意味を持ちますが、ご先祖様や家族への想いを表すことが最大の目的です。選び方や飾り方を押さえた上で、故人が好きだった花や、思い出のある花を飾ってくださいね。
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今月は春のお彼岸です!
2022年03月04日 08:00
本店 山崎です。
3月に入って少し寒さも和らいできましたね。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、彼岸がくると季節の変わり目を感じますね。
そして、彼岸=お墓参りへ行く日と考えられる方も少なくないと思います。
一般的にお彼岸は春分の日の前後3日を合わせた7日間のことです。祝日法により、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」。
秋分の日は「先祖をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」と定められています。
また春分の日と秋分の日は昼と夜の長さがほとんど同じで、太陽が真西の方角に沈みます。仏教の考え方では、西にあの世が存在する場所があるとされています。
そのため、春分の日と秋分の日は、あの世と最も距離が近くなる日と考えられました。ですから、自然とお墓へ参るという行為が行われるようになったのでしょうね。
お彼岸のお供え物は、これも皆さんご存知でしょうが、春は「ぼたもち」秋は「おはぎ」を供える事が一般的です。
ぼたもちもおはぎも、実は同じものですが、季節によって「牡丹」と「萩」にちなんで名付けられています。
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