森田石材店ブログ - 仏具 -
卒業のお祝いに
2021年03月29日 08:00
本店の義積です。
桜が咲く季節となりまして、周りの風景が春らしくなりとてもワクワクしています。
先日、本店にお客様が来店され数珠をお探しでした。
お話をお伺いすると、今年学校を卒業するお孫様へ卒業祝いに数珠をプレゼントしようとお考えでした。
数珠は仏具のひとつでもあり、葬儀や法事、お墓参りなどで使用されます。
仏式の葬儀ですと数珠をご持参される参列者がほとんどです。
ですので、社会人になられたら大人の必需品のひとつになります。
数珠は大きく分けて「略式の数珠」と「宗派別の本式数珠」があります。
特定の宗派に属されている方は、宗派によって定められている本式数珠を用意し、仏式の葬儀に参加する際には自身の宗派が定める本式数珠を持参します。
特定の宗派に属していないようであれば、宗派に関係のない略式の数珠を用意します。
房の色に特に決まりはありませんが、男性の場合は、落ち着いた色を選ばれる事が多く、女性の場合はピンク・紫・水色など明るめの色を選ばれます。
私も娘が社会人になった時、数珠を贈りました。
使用する機会はまだそんなに無いようですが、礼服や黒い靴などフォーマルな場所に行く時、恥をかかないように用意させました。
来店されたお客様のお孫様を含め、たくさんの新社会人の皆様のご活躍をお祈りいたします。
【カテゴリ】
モダン仏壇に合う仏器膳
2021年03月11日 08:04
こんちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
最近は、仏壇も仏具もモダンなものが多くなってきました。
その中でも今回は「仏器膳」のご案内です。
そもそも「仏器膳」ってなに?と思いますよね。
このような形の仏具が「仏器膳」です。簡単に言うと、仏器と湯呑を乗せる台です。
「こんなのうちにはないわー」というご家庭もあるかもしれません。
必ずしもなくてはならない仏具ではないのですが、この上にのせるとより丁寧にお供えできるということです。
また、ご飯や白湯(お茶)を入れると器の足元が汚れたり、器で仏壇に傷がついたりすることがあるかもしれませんが、お膳に乗せているとそのようなことから防ぐことが出来る利点があります。
オーソドックスな形とモダンの形。
オーソドックスな形。足がしっかりあり、高さもあります。
昔は木製のものが多かったですが、最近ではプラスチック製のものが多数でています。
カラーバリエーション豊富で、黒・溜・朱・梨地等あるので、仏具に合わせて選ぶことができますね。
木製
丸みがあるのが特徴です。高さはない分、安定しています。
もう少し明るいブラウンもあります。シンプルなデザインなのでどのような仏壇にも合いそうですね。
ガラス製
さらに高さはなく、デザインもシンプルです。
5寸(約15cm)程のものからあるので小さな仏壇にも使っていただけます。
毎日お供えし使うところなのでぜひ手に取って見比べていただければと思います。
【カテゴリ】
守り続けていくということ
2021年03月09日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
このところ、ぐずついたお天気が続き花冷えというか何かすっきりしませ
先日、娘の卒業式に行ってきました。
※一躍全国区になられた丹波市長の林様にもお出会いしました。
さて本題に入りますが、以前に位牌と仏像をきれいにさせて頂いたお宅の仏壇
年季の入ったお仏壇でしたが、施主様のお爺様が近くの大工さんに頼
『父が早くに戦死してからは、母が女手ひとつで私らを育てながら守っ
との事でした。
まだまだ大丈夫ですよ。これからも末永くお祀りください。
【カテゴリ】
仏壇のお花
2021年03月01日 08:30
こんにちは。
本店の垣崎です。
最近は気温の上下が激しく、体調を崩しやすくなっているかと思います。
皆様も風邪などひかない様お気を付けください。
これから暖かくなってくると意外と大変なのが仏壇用のお花の手入れ。
今日は、仏壇用のお花にも造花という選択肢があるのでそちらを紹介したいと思います。
仏壇用のお花に造花!?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、仏花は生花でも造花でもプリザーブドフラワーでも問題はありません。
普段は生花で、夏場のすぐに傷んでしまう季節や、旅行で家を空ける時だけ造花にするのもいいかと思います。
森田石材店には『空間の花作家 坂本裕美さん』の造花を置いています。
凄くきれいなので是非見に来てみてください。
【カテゴリ】
お仏壇のろうそく
2021年02月24日 08:00
こんにちは。本店の山末です。
この時期は乾燥しているので、最近、火事のニュースを耳にすることがあります。
暖房器具による火災のほかに、仏壇のロウソクの火による火災が原因というのも聞きます。
子供のころ、お仏壇にご飯を御供するときは、必ずロウソクと線香を灯していました。
なぜそんなことする必要があるのかなんて考えたことありませんでした。
なので、せっかくなので調べてみることにしました。
まずひとつめは
不浄なものや穢れを祓い清めてくれるそうです。ロウソクの火で私たちの周りにある不浄を浄め、お仏壇を明るくすることで、煩悩の闇に光を当ててくれるとのことです。
ふたつめの理由は
あの世とこの世の架け橋になってくれます。ご先祖様が道に迷うことなく現世に帰って来られるように場所を教えることで、私たちとご先祖様をつないでくれます。
また、ロウソクの灯りで私たちの姿をご先祖様によく見てもらうことができます。
というのが、ロウソクを供養に使う理由だとわかりました。
ですが、家事をおこしてしまっては大変なので、次のことに注意してロウソクを灯していただきたいと思います。
1.火を点けたままその場を離れない。
⇒火を消すまでは責任を持ちましょう。灯す時間の短いロウソクもあります。
2,仏壇の供物・供花はロウソクから離しておく。
⇒近づけると碑が燃え移るおそれがあります。
3.正しくロウソク立てを使い、倒れないようにまっすぐ設置する。
4.ロウソク立てを洗った後は、十分に乾燥させる。
⇒水気が残ったままの使用は、高温になったロウと水が反応し、炎がロウソク立てから落下する可能性があります
5.LEDを使用した火を使わないロウソクを使用する。
これで安心して供養をすることが出来ますね。
ロウソクや線香は店頭にもございますのでご来店の際はお気軽にスタッフにお声かけください。
【カテゴリ】
瞑想におりん
2021年02月17日 08:00
こんちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
今回は、鳴り物系仏具の「おりん」について。
先日、「瞑想するのにりんが欲しい」とご来店がありました。
おりんと言えば
- ・お経を唱えるときに調子を合わせる
- ・邪気をはらう
- ・仏様の耳にまで祈りを届ける
等の意味があります。
が、このりんの響きが瞑想する時に良いそうです。
りんと言っても、いろいろあります。同じ種類でも大きいものと小さいものでは音も響きも違います。
上から見るとわかりますが、厚さもそれぞれ違うのが分かります。これによっても、音(高音、低音)が違ってきます。
たたき方によっても違います。上からたたくと響きがなく、りん棒も傷みやすいのでおすすめできません。
内側から、外側からたたくと響きが良く、長い余韻に浸ることが出来ます。
お店にはいろいろなりんを置いています。
ぜひ、たたき比べてお好きな音色を探してみてはいかがでしょうか。
【カテゴリ】
経文香
2021年02月04日 08:00
本店の垣崎です。
まだまだ寒い時期が続きますが、体調崩されないようご自愛ください。
今日は森田石材店に勤めだして初めて目にしたお線香を紹介したいと思います。
それがこちらの『経文香』と呼ばれているお線香。
初めて見たときはお線香と気づきませんでした。
『経文香』は燃え尽きた灰の中に箱に書いてある文字が浮かび上がるお線香で、燃え尽きるとこんな感じになります。
お経を唱えたようなありがたい気持ちになります。
宗派によって少し違いがあります。
- ・南無釈迦牟尼佛 →曹洞宗・臨済宗
- ・南無阿弥陀仏 →浄土宗・浄土真宗・天台宗
- ・南無大師偏照金剛→真言宗
- ・南無妙法蓮華経 →日蓮宗
- ・先祖代々供養 →共通
と色んな種類の経文香があります。
たまにはいつもと違ったお線香をと、思われる方は是非使ってみてください。
【カテゴリ】
仏具の買い替え時はいつ?
2021年01月29日 08:00
本店の山末です。
寒い日がまだまだつづきますが、先日ニュースを見ていると花粉症の流行の話をしていました。
早くても2月の上旬にはスギ花粉が飛ぶとかなんとか…。
コロナ対策につづき、花粉症対策もしていかなければいけませんね!!
さて、先般来店されたお客様が仏具を購入された際に、
「仏具っていつが替え時なの?」とおっしゃられました。
あまり深くは考えたことはありませんでしたが、調べてみると、
特にきまりはなく、法要やお彼岸の時に買い替えられる場合もあるそうです。
具足も様々な種類があり、
⇧市松模様のデザインのものや
⇧こちらの陶器は大谷焼でできたもの
⇧こちらは桜の花がきれいに彫刻されています。
店頭でお好みのものがない場合はお取り寄せもできますので、お気軽にご相談ください。
【カテゴリ】
ふくさで包んで渡しましょう
2021年01月20日 08:00
本店の義積です。
私の冬の楽しみのひとつに雀を見ることがあります。
毎朝会社の駐車場にはたくさんの雀が降り、まんまるでとても可愛い姿をしています。
この時期の雀は羽毛を立て、羽毛の間に空気をたくさん取り込み、体温で温めます。雀の寒さ対策ですね。
さて、今日は「ふくさ」のお話です。
ふくさは、もともと貴重品を納めてある箱の上に、ほこりや汚れ避けとして掛けられていた風呂敷から来ています。
贈りもの汚さないように丁寧に運んでいます、という礼儀を示すもの、とされてきました。
皆さんはふくさと言えば何色をお持ちですか?
お葬式などで使用することが多い紫や黒が多いと思います。
お葬儀や法事で大活躍しますね。
紫色のふくさは私も持っています。
また毎年お正月にも違う色のふくさが活躍します。
毎年お正月に義積家の代表としてお寺に参り、ご住職にご挨拶をします。
この時「年賀」としてお金を包むのですが、この場合は新年のご挨拶ですので明るい色のふくさにしています。
実は、ふくさも慶弔で使用する色があるのです。
お祝いの場合、オレンジ・エンジ・藤・ピンク・紫などを使用します。
またお悔やみの場合は、紺・緑・グレー・うぐいす・紫などを使用します。
紫は、お祝い事とお悔やみ事の両方に使えます。
今は可愛いデザインのものがたくさん増えてきました。
大人なら一つは持っておきたいアイテムです。
我々世代はもちろん、若い方たちも使って欲しいと思います。
【カテゴリ】
お線香を比較してみた。
2020年12月28日 08:00
仕入担当の森田です。
毎日焚くお線香、皆さんはどのようなものをお使いでしょうか。
最近の流行は煙りが少なめで、匂いがほとんどないものが好まれています。確かにそれもいいのですが、やはり日本の木造建築でお線香を焚く文化がある以上、ちょっと考えてみるのもいいと思った次第です。
最近、義母が亡くなり、我が家でも子供たちが仏壇に線香をあげるようになりました。そうすると、今までよりもお線香の使用頻度が多くなり、その結果、家の中の香りも変わってきました。
そこで様々なお線香を進物でいただいたので、香りについて気がついたことを書きます。
1、煙少なめは確かに煙が少ない。香りもほとんどなし。
2、安いお線香は焚く前のままだったら香りはいいが、焚くと煙たくなる。
3、高級なお線香は焚いた後がいい。
特に今回よかったと思いましたのが「風韻」というシリーズです。
白檀・沈香・伽羅とあり、お値段はそれぞれ800円・1600円・3000円(税抜)です。
確かにお線香としては高価なのですが、混じりっ気のない香りは素晴らしいです。
ちなみに伽羅(一番右)は、こんなに少ししか入っていません。
さすがにいつも伽羅を焚くわけにはいきませんが、大事な日に伽羅は最高です。
気分としてはアロマを焚くようなものです。日常的には白檀でも十分すぎるクオリティーです。
特に和風の家では木の柱に高級なお線香の香りが染み付いていますと、お客様がとてもいい印象を持っていただけると思います。
【カテゴリ】