森田石材店ブログ - こんな工事もします -
丹波市山南町にてお墓じまい
2024年11月20日 08:00
本店の砂原です。
先日、大阪にお住いのお客様よりお墓じまいのご依頼をいただきました。
簡単にお墓じまいの流れをご説明させていただきます。
①ご家族、ご親族のご了承を得る
→後々トラブルになることを防ぐ事ができます
②お骨の行き先を決める
→永代供養や小さなお墓、樹木葬など
③改葬許可書の取得(お墓の住民票のようなものです)
→墓地での埋蔵証明書と受け入れ先の受け入れ証明書の2種類が必要です。
④墓地の返還の提出やお寺様とのお話合い
⑤お性根抜き
⑥工事
以上の流れでお墓じまいを進める形になります。
ご不明な点等ございましたら、気軽にご相談ください。
では、本題の今回の工事ですが、墓石だけではなく下の土台からの撤去となりました
工事前
撤去後
撤去後に、裏面にコンクリートが入っていないことが判明したため、急遽コンクリートを流し込みました
最後に型枠を外して、バラスで仕上げて完了です。
多可町八千代区中野間で「先祖代々之墓」の建立
2024年11月13日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご紹介するお墓は最近非常に増えている
正面の彫刻が「先祖代々之墓」です。
昔と違い祭祀継承者(墓守をする人)が多様化しています。
必ずしも息子さんとは限らず、嫁がれた(性が変わった)娘さんが墓守をされることも増えてきました。
そのようなケースでは、お墓でよくみる「○○家之墓」ではなく「先祖代々之墓」とご彫刻することをおすすめしています。
施工前の様子がこちらです。
まずは一度墓石、お地蔵様を解体して巻石の補修を行います。
巻石がずれないように金具を取り付けていきます。
カロートにはお馴染みの龍山石です。
通路のコンクリートも劣化していたので補修します。
区間内も防草対策としてコンクリートを打設します。
少し分かりにくいですが、正面文字は「先祖代々之墓」です。
完成がこちらです。
五輪塔は高さ調整も考慮して、芝台を追加して三重台になりました。
花筒も石製になり管理しやすくなりました。
「うちは娘しかいない」というお家におすすめのお墓です。
英霊碑は残しておきたい
2024年11月01日 08:00
今回は、新しく五輪塔を建て周囲を整地した丹波篠山市のお墓をご紹介いたします。
お客様からは、お墓の前にある土葬地を整地して、拝みやすいようにして欲しいとのご依頼でした。お打ち合わせの中でお客様から、叔父さんになる英霊碑は残しておきたいとの想いをお聞きました。叔父さんのお名前は霊標にも彫刻されているので、この機会に整理をすることも考えられたようですが、やはり英霊の方は特別な方にあたるので、このまま残すこととなりました。
完成したお墓を見て、新しい五輪塔が出来て気持ちいいし、お墓の前がきれいになって嬉しい。雨の日や、雨上がりにお墓参りをすると、足の裏にいっぱい土がついて大変だった。
以前よりも不思議と広くなったような感じもし、叔父さんの英霊碑もキッチリ配置してくれ、やっと落ち着いた気がしますと、喜んで頂きました。
柏原八幡宮の石段改修工事が完成
2024年10月28日 09:00
代表の森田です。
柏原八幡宮様の石階段・玉垣などの改修工事がほぼ完成いたしました。
11月11日に「柏原八幡宮御鎮座壱千年大祭」が行われます。そこを納期に6月から工事がスタートしました。通常の工事は車両が近くまで行くので工事日程も立てやすいのですが、全て100mほどの運搬をして施工をするため、日数計算がしにくい工事でした。でも何とか社員みんなの力で無事納期内に完成させてくれました。
感謝です。
社務所前からの風景。手摺も付きました。
《before》 《after》
手水舎前の風景です。手水舎も傾いていましたが、真っすぐに据え直しました。
《before》 《after》
階段面は、苔などが付いていて、雨降りの時は滑りやすく危険でしたが、階段石の踏み込むところは、ザラザラした加工(ビシャン仕上)にしています。
石段と石段の間は9センチ角の割肌の石(ピンコロ石)を敷き詰めました。その数、なんと約15,000個です。
これで安全に上がれると思います。
石階段を上られた役員様からは、「急なヶ所がなくなって登りやすくなった」と喜びのお声を戴き、ホッといたしました。
完成を是非、ご覧くださいませ。
丹波市山南町にてお墓じまい
2024年10月23日 08:00
本店の砂原です。
先日、丹波市山南町にお住いのお客様よりお墓じまいのご依頼をいただきました。
現在は遠方にお住いで、お墓じまいをされてお骨をそちらの方へ持って帰りたいとのことでした。
実はお墓じまいの際に、墓石業者にご依頼いただくだけでなく必要な手続きがあるのはご存知でしょうか。
この手続き(改葬)は非常に大切になります。手続きというと難しいイメージですが、まずは弊社にご相談ください。
改葬の手続きが気になる方はこちらから
今回ご依頼いただきましたお客様にもこちらの手続きをしていただき、お墓じまいをいたしました。
施工前の写真
村や町の墓地になりますと、市営墓地のように区画が明確に決まっていない場合が多いため、
墓地委員様や自治会長様と撤去内容について必ず打ち合わせを行います。
今回は、後ろのブロックを残しての撤去となります。
まずは、墓石と霊標を撤去します。
その後、外柵・ブロックと撤去していきます。
基礎コンクリートなども掘り起こして更地にしました。
その後、真砂土を入れて完了です。
【カテゴリ】
西脇市西林寺墓地にて区画の縮小工事
2024年10月16日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご依頼頂いた工事は墓地の縮小工事です。
滝野店のエリアでは、かつてはご夫婦ごとにお墓を建てる風習があったため面積が非常に広い区画がたくさんあります。
時代とともにいわゆる「代々墓」にまとめるようになり、広大な区画の管理に苦労される方も多いようです。
今回ご紹介するお客様の区画もなんと25㎡もあります。
区家内は真砂土の仕上げなので毎年草の管理に困っておられました。
また、墓石の数も多いので「花」の管理も大変とのことでした。
ですので最初のご依頼は「防草工事」と「お墓の数を減らす」ことでした。
防草工事は周囲の区画でも増えてきた「ファイバーレジン」をご希望でした。
ファイバーレジンでの防草工事は防草効果と仕上げの綺麗さから大変おすすめの施工方法です。
しかしファイバーレジンは骨材を固めることから、夫婦墓を建てていく区画では、その度に骨材を斫っていかなくてはならないので、見た目はあまりよろしくありません。
そこでお客様に今後のお墓の建て方を伺うと次は夫婦墓でなく「代々墓」で建てるつもりだという事でした。
ですので、防草工事に合わせて「代々墓」の建立をご提案しました。
さらに、巻石をカットして区画の面積を半分にすることをご提案しました。
こうして完成したお墓がこちらです。
カットして余った延石を仕切りに使ってもう一つ区画を作りました。
こちらはご親戚がお使いになられることになりました。
仕上げに使われていた真砂土が区画の外に流れ出し、数センチほど積もっていたので鋤取りました。
お客様からは「大変コンパクトになって綺麗になった」と喜んでいただけました。
お墓をまとめて代々のお墓へ part3(最終回)
2024年09月25日 08:00
本店の砂原です。
前回のお話の続きをしたいと思います。前回のお話はこちら
前回までは、スプリットブロック積みのお話をいたしました。
今回は、最終回となるお墓の建立までとなります。
まずはお墓を建てるうえで重要となります基礎ベースです。今回は地盤の関係もあり通常より広く基礎ベースを打っています。
その後まず外柵を据えて砕石で中入れを行い、しっかりと転圧を行います(この転圧も重要です)
今回は、ご先祖様の数も多いため大きい霊標に両面彫刻させていただきました。
今回施工いたしました場所は、草の生えやすい場所でしたのでファイバーレジン施工と
外柵の周りをコンクリートを敷いて、その上にバラス仕上げを行いました。
そして最後にフェンスと、階段に手すり。そして水路を渡れるようにいたしました。
防草施工や手すりなどお墓まいりのしやすい形となりました。
2度目のご納骨
2024年09月13日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。今回はご納骨のお話です。
西脇市でお墓を建てさせていただいたお家から、娘さんが嫁がれた家の彫刻とご納骨のご依頼をいただきました。
納骨堂を開けますと、先代のお骨が骨壺のまま入っていました。娘さん達に聞いても、何故骨壺のまま入っているのか不明との事。そこで、骨壺ごと一度出して袋に入れ替えて、再度ご納骨されたら良いのではと、提案させていただき了承いただきました。
関西では、骨壺から綿100%の袋(骨袋)に入れ替え、お骨が土に還っていく事が風習になっています。
納骨堂から取り出しました。壷内は湿気で水浸しになっていました。
ご自身で作成された骨袋に、お骨を入れ替えました。
再度ご納骨しました。
これからも、お墓を守ってもらえたら嬉しいです。
【カテゴリ】
お墓をまとめて代々のお墓へ part2
2024年08月28日 08:00
本店の砂原です。
前回のお話の続きをしたいと思います。前回のお話はこちら
前回コンクリートブロックを積むための基礎までのお話を致しました。
今回は、ブロック積みからについてです。使用するのはスプリットブロックです。
約100個以上のブロックを使用してのブロック積みになりますが、弊社のブロックが入荷してきた際に
トラックから降ろすのが大変だなと思っていたところ、写真のように荷下ろしを始めました。
やはり機械があるというのは便利ですね。
ブロック積みについては、職人が一つ一つブロックのサイズを合わせながら加工していきます。
ブロックのサイズは大体が同じですがピッタリというわけにもいかないため、手加工で調整しています。
一つ一つ合わせながら、調整して積むことによりこんなに綺麗に仕上がりました。
あとは、裏にコンクリートを入れて強度を上げていきます。
今回はここまでとなります。次回は、墓石の建立と周りの仕上げになります。