森田石材店ブログ - こんな工事もします -
なかなか大変でした~花立、線香立交換~
2019年07月23日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
今回は、花立、線香立の交換です。
このお客様とのお付き合いのきっかけは、お社の台をご注文いただき、設置させていただきました。お社設置後に、お墓を拝見しました。
花立と線香立が外すことができなく、お掃除が大変でした。ご説明させていただき、交換のお手伝いをさせていただく事になりました。
現場で、施工班の職人(当社社員)が現場で交換作業を取り掛かりました。
花立を外してみると通常はセメント等で固定されている花立がほとんどですが、今回は鉛のようなもので固定されていました。
通常は現場の工具で交換できたのですが、今回は無理だという事で、当社工場に持ち帰る事になりました。外してみないとわからないものですね。
線香立も同じ固定方法でしたが、こちらは何とか現場で交換できました。
施工班の職人には手間をかけてしまいましたが、お客様は喜んでいただけたと思います。
他社さんで建てられたお墓のリフォーム工事は多く手掛けさせていただいています。今回のように、仕事を始めてみないとわからない事も多くある、リフォームあるあるなのです。
こんな事もありますが、喜んでいただけるよう、お手伝いを続けていきたいです。
草の生えない・掃除のしやすい施工
2019年07月10日 08:00
将来的に撤去予定のある場合のお墓①
2019年07月07日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご依頼を受けましたお墓はタイトルにもあるように「将来的に撤去予定のある」方からのご依頼でした。
施主様にはご子息がおられますが遠方にお住まいなので、将来的には建てても墓守が出来ないとのことでした。
ただ既に墓地の区画をお持ちで、既に水子供養もされているとの事でしたのでまずは仮埋葬をおすすめ致しました。
その後の打ち合わせで、
①何十年も先の事なのでわからない
②できる限りお墓で供養してあげたい
③もし撤去することになっても撤去しやすいようにしておきたい
との理由からサイズが少し小さめのお墓をご提案致しました。
戒名は竿石の裏面に彫刻しております。
最近後継ぎなどの関係で将来の墓守に不安を抱えておられる方も多いかと思いますが、このような方法もありますのでご参考になれば幸いです。
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高台にある墓地での墓じまい
2019年06月03日 08:00
滝野店の中村です。
先日墓じまいのご依頼を受けました。
施主様の奥様のご実家のお墓なのですが、今後墓守出来るものもおらず、何よりお墓がある場所が場所だけに年を取るにつれて墓参りが困難になるという理由からお寺にご遺骨を預けることになりました。
こちらのお墓はの写真のような場所にあります。
まず門をくぐってこの階段を昇り、
更に階段を昇り、
細い通路を通ったところにあります。
上から見るとこの様に通路のすぐ下は崖です。
ご住職と話し合い今回は墓石だけでなく舞台から全て撤去することになりました。
この墓地で仕事をする時は先程の写真でもわかるように重機が使えないので全て人力で運搬しなければなりません。
しかし今回はこの崖を使い、上がれるところまでは重機を使い、後は仮説通路を作って運搬することになりました。
こんな崖をどうやって攻略するのか?私もご住職も半信半疑でしたが流石は職人さん!手馴れたものでした!
まずは重機を上げていきます。
次に仮説通路を作っていきます。
仮説通路の完成です。
次にご遺骨を引き上げます。
新しい骨壺に入れ替えてお寺に納骨いたしました。
いよいよ墓石の撤去です。
今回は墓石は処分するということで、そのままでは重たい石材を割って小さくして運びます。
余談ですが石は見た目より凄く重たく墓石1基で600~700kgくらいあります。
まず石材にドリルで穴を開けます。
次に開けた穴にくさびを打ち込みます。
するとこのようにきれいに割れます。
割った石材を運搬していきます。屈強な職人さんでも重たそうです。。。
これを繰り返し、撤去完了です。
最後にきれいに整地していきます。
完成です。
今回は墓じまいということでしたが、このようにお墓の場所が過酷なために足が遠ざかっている方もおられると思います。
そういう方はお墓の移設(=引っ越し)することで解決することもあります。
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シダレザクラと標柱
2019年05月19日 08:00
本店 山崎です。
先日、このブログで「令和第一号」について記載しましたが、実はその1号というのは、「ささやま桜協会」が主催されたシダレザクラの植樹の横に建てられた標柱に彫刻するものでした。
その事が、新聞に掲載されていましたのでご紹介します。
篠山市は、改元に合わせた5月1日より、「丹波篠山市」へと市名が変わりました。その祝いも兼ねられているそうです。
標柱には
3面にこのように彫刻しています。「丹波篠山市」の誕生、そして「令和」という時代の始まり・・桜と共に多くの方の目にとまる事でしょう。
その記念のお手伝いが出来てうれしく思います。また綺麗な桜が咲く頃に是非見に行きたいものです。
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写経を書いてみませんか
2019年05月16日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
突然ですが、写経を書いたことはありますか?
先日、永平寺に参拝に行った際に、入口に写経の案内をされていました。別のお寺でも、ご朱印を集めている若い方が、写経を本堂で書いている所を見たことがあります。
皆様もお寺に詣られた際に、写経の案内がされている所をご覧になったことがあると思います。
先日、丹波篠山市今田町でお墓のリフォームをお手伝いをさせていただきました。五輪塔を解体した時に、底の土から写経がでてきました。
昭和50年代に建てられています。
マトリョーシカのように何重もの筒に入っていました。
当社もご先祖様のご供養のひとつとして、お墓を建てられる方に写経をおススメしています。
お墓が出来上がったら、お骨が入る所にお客様が書かれた写経を納めさせていただいています。
お経の中で一番ポピュラーなお経「般若心経」です。
浄土真宗のお客様には、長いお経ですが、「正信偈」を書いていただきます。
ご家族皆様で、お経を書いてもらうこともあります。私は、「一」など簡単な文字を小さなお子さんにも書いてもらうようお願いしています。
これで、皆様が、お墓づくりに携わったと思ってもらえたら、うれしいです。
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ファイバーレジン施工⑤
2019年04月30日 08:00
滝野店の中村です。
平成も本日で終わります。
前回と違い今回の改元は明るいムードの中での改元で、なかなか貴重な体験であるとともにこういうのもいいなぁと個人的には思います。
平成の時代は戦争はなかったものの、大きな災害が非常に多い時代でもありました。
令和の時代が心穏やかに過ごせる時代であることを望むばかりです。
さて、平成最後の記事はお馴染み『ファイバーレジン施工』になります。
今や防草対策のエースで、新規建立はもちろんリフォーム工事でも非常に多くのお客様にご依頼頂いております。
理由は様々ですが、私の担当させて頂いたお客様の中で採用の理由が一番多いのは
「仏さんが息できるから」
です。
防草対策として一番確実なのはやはり「張石施工」です。
しかし、高価なのに加え何より「仏さんが息できへん」という理由で敬遠される方が多いように思われます。
対策として下の写真のように空気抜きの部分を作ったりしていますが、それでも気になる方が多いのも事実です。
今回のお客様も同様に防草対策をしたいけど仏さんが息できないのは避けたいというご依頼でした。
過去のファイバーレジン施工の記事はこちらです。
ファイバーレジン施工①
ファイバーレジン施工②
ファイバーレジン施工③
ファイバーレジン施工④
施工前の状況がこちらです。
当初お客様は区画内の真砂土をすきとり、玉砂利仕上げをご希望されていました。
しかし玉砂利を敷くだけでは防草対策にはならない事を説明し、ファイバーレジン施工を提案致しました。
敷地面積が広い墓地なので、当初のご予算よりもはるかに高額でしたがご採用頂きました。
まず敷地内の真砂土をすきとります。
一部傾いている墓石がありましたので傾き直しをします。次に砕石を入れて転圧します。
最後にファイバーレジン施工をして完成です。
当初の予算とは随分高額になりましたが、「これで草引きから解放される!言ってもらってよかったわ!」と言って頂き嬉しい限りです。
庭石を歌碑に
2019年04月20日 08:00
仕入担当の森田です。
今回は庭石へ短歌を彫る依頼がありましたのでご紹介します。
ご依頼がありましたのは山南町の前田様、少し早めの米寿の記念にとお話をいただきました。
今回のこの短歌はNHK全国短歌大会で入選された作品だそうです。
すでに丹波新聞でも報じられました。その記事がコチラです。
揮毫は山南町上滝の大野さんがされました。これは前田さんからのご依頼でした。
素晴らしい字でした。が、、、、彫る私たちからすればとっても難しいラインがたくさんあります。
実際に現場ではおおよその寸法を決めておいて、文字原稿を大きく拡大しました。そして下準備をしっかり整えて現場彫りをしました。
といってもすぐに彫れるものではありません。剥がれそうな部分は先に叩いて石を落としていきます。さらに凹凸をサンダーで加工して平坦にした上で彫りました。
理想は自然のままの肌の上に彫りたかったのですが、今回は石の風化もありこのような形となりました。喜んでいただけてよかったです。
また時間が経てばいい風合いになることでしょう。
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荒らされないように、フタをしました
2019年04月12日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
「シカやイノシシに荒らされないようにしてほしい」とのご依頼です。
加東市のお墓で仮の納骨をさせていただきました。
この地域は七七日(49日)などの満中陰に、お墓へ納骨することが一般的です。
納骨するお墓がないお家は、このように、仮の納骨をお手伝いさせていただいています。
それから、ほとんどの方が1周忌までにお墓を建てる相談を進めさせていただいています。
今回は、仮の納骨をさせていただいた後、ご連絡いただきました。「シカやイノシシに荒らされないようにしてほしい
フタすることができるか?」とのご依頼でした。
まず、納骨した証しの盛った土をすき取ります。
そして、納骨した所が隠れるように、石で囲みました。花立と線香立も作りました。
確かにこれまで、お墓の中の玉砂利の所をイノシシがミミズを探して掘り返された所を見かけたことはあります。
ですが、仮の納骨の所までは考えた事がなかったです。
お客様に相談いただき、新たな発見でした。
これで、安心していただけて、良かったです。
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