森田石材店ブログ - 石工のひとりごと -
全国技能グランプリに出場します
2009年03月17日 18:26
3月20~23日に神戸ポートアイランドにて
「第25回全国技能グランプリ兵庫大会」が開催されます。
私も石材の部で出場します!
なので、現在「春のお彼岸セール」中にもかかわらず、
練習しております。
↓↓↓↓↓↓↓↓
ガンバリマス。
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技能士の交流会
2009年02月08日 10:55
平成20年度兵庫県技能士大会に行ってきました。
今回は当社 宮脇の昨年のグランプリ大会3位の表彰と
来月開催されますの全国技能士グランプリ兵庫大会の
決起大会があり参加いたしました。
決起大会は立食パーティーで私のテーブルは出場選手ばかり。
職種、年齢層も様々で、お話をしていると、それぞれの分野の
職人としての技術の奥深さを感じました。
同じ丹波市出身の女性の方(洋裁技能士)に
「手作業で作る服とミシンや機械で作る服では
違いはあるのですか?」
と質問しました。すると、
「やっぱり違いますよ。とくに「襟」などは、
微妙な柔らかさが出ますね。・・・」
なるほど!!まったく私も共感しました。
石の加工も同じで、機械でカットすると定規も吸い付くほど
真っ直ぐな面ができますが、温かみはまったく出ません。
手加工は、微妙なふくらみ(むくれ)を作ることができ、
何ともいえない温かみのある「わびさび」の作品となります。
そんな会話をしながら、お互い「兵庫県」のゼッケンを背負った
プレシャーを噛み締めた決起大会でした。
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展示会なので・・・
2009年01月18日 14:31
昨日から展示会を開催しております。
私たちにとりましては新年の初売りといった位置づけで、
毎年楽しみにしております。
今年は本店の展示場に五輪塔を設置いたしました。
以前にこのブログでも紹介させていただきましたが、
あの「手づくり五輪塔」です。
夕方になってスポットライトを当てると、さらに最高です。
(といってもお墓でこういう使い方はありませんが・・・)
私は石は感性のものだと思っています。
というのは、理屈では、お墓を建てるのには
どんな石でもいいわけです。
しかし実際にそうはなりません。
お客様がその石を見て、
「これっ!」
と感じる場合が多いからです。
ですから、石はじっくり見てほしいと思っています。
そして、触ってほしいです。
あなたと目が合う石を見つけてください。
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冬の風物詩
2009年01月12日 19:01
キン・キン・キン・キン・・・・
当社では今の時期、仕事が終わった夜にこの音が響き渡ります。
石をノミで叩く音です。
毎年この時期にこの音がするのにはわけがあります。
それは石工の技能検定が1月下旬に行われるからなのです。
若い職人が一人前として認められる登竜門として、
当社では経験年数を満たせば受験させています。
一見役に立たないような技術を今更なぜ真剣にしているのでしょうか。
石の加工は、割り・叩きが基本です。
現代では工具が発達したおかげで、切って磨くが当たり前になりました。
切って磨いた方が早くてキレイですし、古いものを直すより、
新しいものに取り替えた方が安上がりの事も多いです。
しかし、その分手づくりの味わいのようなものが消え去ってしまいました。
やはりいくらきれいに作っても、最終的には手づくりの良さにはかないません。
石を叩いていると無心になります。
しかし様々なことに気づきます。
そして古いものの良さが少しずつ見えてくるような気がするのです。
それを伝えたくてうちの職人にはこれをさせています。
まだまだ叩いて仕上げたお墓を作るのには熟練が必要ですが、
将来はひとつの作品が出来るように頑張って欲しいと思っています。
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明けましておめでとうございます
2009年01月01日 17:17
明けましておめでとうございます。
清々しい年明けとなりました。
私も朝からお寺・神社にあいさつ回りとお墓まいりに
行ってきました。
不況と言われる2009年ですが、そんなことは気にせず
まじめにコツコツやっていくしかありません。
いつもそうして多くのお客様に恵まれてきました。
今年もがんばりますよ~。
昨年は後半に息切れをしてあまり更新できなかったブログ
ですが、今年はもう少し更新していきたいと思います。
では本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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叩いたものは味が出る
2008年09月30日 21:39
庵治石を使った手加工の五輪塔が出来上がりました。
構想から約半年以上、出来上がった五輪塔には
感慨深いものがあります。
この五輪塔はとても小ぶりです。
しかし表面はすべて「ノミ切り」といって、ノミという道具で
叩いて仕上げています。
これが本当に大変な作業なんです。
考えてみれば「ノミで叩く」という同じ作業の繰り返し。
しかし出来上がったものがいいものであるには、
ごまかしのきかない熟練した技術が必要になります。
今回は伝統工芸士の方に丹精込めて叩いていただきました。
出来は、すごくいいです。
この作品はひかみ店に展示する予定です。
小ぶりですがグッと輝くものがあります。
年月を経て深みが増し、年をとるにしたがって
いいものになってゆく様を見届けたいと思いました。
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石の宝殿
2008年09月17日 07:00
白洲次郎・正子のお墓
2008年09月16日 07:00
十人の会 in 森田石材店の研修、まず最初は
三田にある心月院さんにお邪魔しました。
本日は住職のご好意で本堂をご案内していただきました。
本堂から少し山側に白洲家の墓地はありました。
白洲次郎は「葬式無用、戒名不要」と遺言に書いた人ですが、
墓石不要とは書かなかったようで、奥様である白洲正子さんが
お墓を建てられました。
古美術の世界でも有名な正子さんらしく趣のあるお墓は、
いつ見てもいいな~と思います。
素朴で、力強く、飽きがこないお墓です。
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雑誌に当社の仕事が紹介されました
2008年09月08日 11:17
通過儀礼とお墓
2008年06月09日 17:36
先日、友人のお墓づくりのお手伝いをさせていただきました。
実は家庭内のことをある先生にご相談に行った時に、
「お墓を直されたらいかがですか」
と指導されたことがきっかけだったそうです。
その先生曰く、
「工事前21日間と完成後21日間毎日お墓参りをしなさい」
とのこと。
これを言われて奥さんは、
「毎日お墓まりをして、何を念じたら良いのでしょう」
と質問されたそうです。
そしたら・・・
「愚痴言うちゃったらええねん」(←思いっきり丹波弁です)
嫌なことを人に言ったら「愚痴」になるけど、
仏さんは黙って聞いて下さいます。
だからいくら言っても「愚痴」にならんから・・・(←らしいです)
それからこの奥様、毎日お墓参りをされたそうです。
そして21日間お墓参りをされる中で、
「この家に嫁いで来て、やっと家族の一員になれた」
と感じられたそうです。
私、この話を聞いて感動しました。
確かにお墓には色んな意味があると思っていましたが、
こんな通過儀礼もあるのだなと改めて感じました。
近年では、先祖代々のお墓が主流になり、
「次の代の息子は何もしなくていい」
なんてことになっています。
ちなみに、この21日参りはこのあたりではたまに見受けられます。
お祭りの形がどうであれ、こういった経験は是非してほしいものですね。
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