森田石材店
泥をかぶったような石。その名も
「泥かぶり石」
この石を切ってみれば、中は伊達政宗の兜のような黒。
しかしこれで終わりではなかった。
3~5年でこの石は、鉄のような輝きの最終完成形へと仕上がるのです。
宮城県と福島県の県境で「伊達冠(だてかんむり)石」は採れます。
「泥かぶり石」とはこの石の昔々の呼び名。
先日11月21日に、この山へ行ってきました。
伊達冠石は、つくりたては黒よりは濃紺に近い色です。
それが数年建つとキレイな鉄色(茶色)に変化します。
その理由は、石に含まれる鉄分。これが空気に触れて酸化されるのです。
その風合いがまさに◎。
このワビサビは他の石には到底出せません。
かの有名な芸術家イサムノグチが、この石を気に入っていたものうなづけます。
「ぜひこの石を使ってお墓を建てたい!」
そんな衝動に駆られ、思わず買っちゃいました。
トラック1車分の原石・・・。
久しぶりに自分自身の手で加工しようと思います。
この石の作品、出来たらまた皆さんにご報告いたします。
次回へ続く・・・。