yoshidumi
本店の義積です。
うすぐお彼岸ですね。お墓まいりにいくかたもたくさんいらっしゃると思います。
お墓参りには、掃除道具に、お線香やお花も持っていきます。
お墓参りは当たり前のように思っていましたが、いつの頃に始まったのか知る機会がありました。
現在、確認できている最古の墓は、約6万年前に遡ります。
旧人と呼ばれたネアンデルタール人のお墓がシリアのテデリエ洞窟で確認されています。
ネアンデルタール人といえば学校の歴史の教科書でいえば最初のあたりに出てきます。
さらにイラクのシャニダール洞窟では体を横向けに膝を折った屈葬姿勢の埋葬例が確認されています。
ここでは、墓地内の土を分析したところ、キンポウなど少なくても8種類の花粉が確認されました。
しかし、墓の周りには花粉は確認されなかったそうです。
洞窟奥にある墓に数種類の花粉を動物や鳥が運ぶことは考えにくく、そのことより「人が死者に花手向けた」のではないかと考えられています。
亡くなった者に花を手向ける事は、なんと約6万年前からされていたのですね。
はるか昔に始まったことが今も当たり前のように行なわれています。
私はこのことを知った時、驚き以上に感激しました。
是非お墓参りには、お花もお供えしてくださいね。