yoshidumi
こんにちは、本店の義積です。
前回に引き続き宮城県に行ったお話です。
松島には、円通院というお寺があり、あの伊達正宗の嫡孫(ちゃくそん)光宗の霊廟として、正保4年(1647)瑞巌寺第100世洞水和尚により三慧殿(さんけいでん)が建立され開山されました。
ここは紅葉や縁結びが有名ですが、お寺の奥ばった場所にひっそりとお墓がありました。なぜか大きな洞窟の中にたくさんのお墓が並んでいます。知らなかったのですが、この辺りは洞窟群と言われ、洞窟の中には石像や石碑が建てられ岩にも無数の仏様が彫られていました。これらは今から700年ほど前に彫られたものと推測されているそうです。
大きな洞窟を掘るだけでも大変なのに、このようなお墓がたくさんありました。昔のお墓なので五輪塔などが多かったですが、これもやはり手造りでしょうか?
珍しいので、見ることができて嬉しかったです(^-^)
境内は、一般の方のお墓も当然あります。
あら、お墓が全部黒い石!!
石屋なので、墓石に黒色があるのは知っていました。噂では東北の方は石は黒い石が多い、とも聞いていました。
そういえば車の車窓から見たお墓も黒いのがありました(墓好きなのか、お墓があるとすぐに見てしまいます)。お墓は地域性が強いものですので、他の地域のお墓はとても興味があります。
冒頭の写真は約700年前のお墓、この写真のお墓は現在のものです。
何年経とうとお墓というものは、その人が生きた証が刻まれているようで、ずっと残っていってほしい風習だと私は思います。