園中 憲二
篠山店の園中です。
以前お墓の工事したお客様より、今度は「仏壇のたくさんある古い位牌をまとめてほしい」との相談がありました。
位牌は、夫婦単位や故人一人毎に一体で作ります。そうすると、代々続く家庭では、位牌が増えてしまいます。
大きさが決まっている仏壇には祀れなくなることもあります。そのような場合に、古い位牌を閉眼供養し撤去して、ご先祖様の位牌を纏めて祀りをます。
その纏め方として、大きく分けて3つ方法があります。
①幅広位牌 ②過去帳位牌 ③繰出(回出)位牌
今回は繰出(回出)位牌でまとめました。
「繰出位牌」は、「回出位牌」(くりだしいはい)とも言い、位牌内に戒名や法名を記載した札板を何枚も入れることができるようにした位牌です。
1枚目の札の表面には、「◯◯家先祖代々之霊位」と彫り、裏面はそのままの状態です。
2枚目以降中に入る札板には、表面にそれぞれの先祖の戒名を彫り。そして裏面に俗名・行年・年月日を彫ります。
通常は、塗板1枚、白木7枚ですが、今回は両面塗板使用となりました。
黒札に金文字が入り高級なイメージになりました。
また、黒と金のよく見る位牌の他に、黒檀や紫壇、モダン仏壇に合わせたシンプルなものもあり、お仏壇の雰囲気に合わせてお選びいただけます。
「お位牌が多くてなんとかしたい!」とお困りの方、お気軽にお問合せ下さい。