森田 浩介
仕入担当の森田です。
「お墓のみとり®」というサービスが最近注目されています。当社も正規加盟店となっております。まだご存じない方も多いと思いますので、今日はそんなご説明をいたします。
お墓のみとり?
文字通り「みとり」とは「看取り」のことです。「看取り」とは『病人のそばに居て世話をすること。また、死期まで見守り看護すること。看護(大辞林 第三版)』ということです。お墓の場合は少し違いますが、代が終りゆくお墓を放置のままではなく、私たち石材店を含めみんなで支えていこうというものです。
私が死んだら誰がこのお墓を見てくれるの?
これが出発点になります。そんなことから早めに墓じまいをされる方もおられます。でも待ってください。もし今墓じまいをしてしまったら・・・
①あなたはそのお墓にもうお墓参りすることが出来ません
②永代供養の場合は、今、お墓に入っている人は一緒に合祀されますが、あなたの骨だけは別に納骨されます。
③そのお墓にお参りされているのはあなただけですか?ご親戚の方や他のご家族、知人などがお参りされているかもしれません。
他にも、「娘はいるけど嫁いでいるので」という方、娘さんにお話されましたか?墓じまいってこんなことが実はたくさんあるのです。ですから慎重に進めなければなりません。
とは言うものの、自分の代で終わりなので、元気な今のうちに墓じまいをしておこうという考えもあります。先祖代々のお墓をそのまま放置しておくわけには行かない、という責任感の強い方で先のことを考えられてのことです。そんな方のために考えられたのが、この「お墓のみとり」という仕組みです。
あなたのお墓に手を合わせたい方もおられます。
日本人にとってお墓参りは生活の一部になっています。気が付かないうちに「心のよりどころ」となっていることも珍しくありません。家族だけでなく仲の良かった友達のお墓や恩師のお墓参りもされるかもしれません。ということは、あなたが亡くなった後、あなたを偲んでお墓まいりされる方もおられます。でも身内は誰もいないので管理する人はいません。その問題を「お墓のみとり」でカバーします。具体的には、生前にお亡くなり後の墓じまいの準備をしておけば、お亡くなりの際にご納骨をし、さらに一周忌~七回忌までお墓を残すことができます。そして一定期間が過ぎれば墓じまいをし、ご遺骨は連れ合いの方や他のご先祖様と一緒に永代供養となります。
どんな流れで進められるの?
下の図をご覧ください。このような形で進められることが一般的です。実際には税理士さんや司法書士さんなども交えて打合せをし、公正証書等を作成しておく作業になります。
せっかくのお墓です。一日でも長くその場にあって欲しいと私は願っています。