中村 淳
滝野店の中村です。
以前高校時代の先輩に久しぶりに会った時の話です。近況を語りあっていると私の仕事の話になりました。私が森田石材店に勤めていることを告げるとお墓について色々な質問を受けました。
中でもお墓の継承については色々質問されました。その方は二男なのですが、
「自分は親とは別の墓を建てないといけないのか?」
「子供が2人いるが、どちらも娘なのだが将来は墓守をしてもらえるだろうか。」
お墓について真剣に考えておられることに大変驚きました。先輩は40歳。お子さんもまだ3歳と1歳です。しかし、思い返してみれば自分自身も「長男だし、いずれは建てなければいけないんだろうな・・・」と漠然と考えていたような気がします。
昔と違い、核家族化が進むなど家族の形態が変わり「家を継ぐ」という考えがなくなってきています。お墓も長男が親の墓を建て継承するというのが一般的でしたが、先ほどの先輩の話のような考えからお墓を建てるのに悩むケースが増えています。
お客様とお話ししていてもこの質問はよく受けます。
そんな時、私は必ずお客様にこう言います。
「そのお話、お子さんとされました?」
ほとんどのお客様は、お子さんとその話をしていません。でも先ほどの先輩のように、お子さんはお子さんで意外とお墓の事を考えているものです。ですからお子さんとお話することで意外とあっさり解決することもあります。
例えばお子さんが娘さんばかりの場合…。
お墓を継承する場合、次の3つのパターンがあります。
①遺言等で指定した人
②地元の慣習で認められた人
③家庭裁判所が認めた人
仮に遺言書がなくても娘さんがが継承するのは慣習として一般的に認められます。お寺様も時代が時代なので寛容になられています。
悩む前にまずはお子さんと話してみて下さい。その後、お寺さんや私どもにご相談下さい。