純和風のお墓に仕上がりました。
このお墓は、先日埼玉県まで行って施工したお墓です。関東は関西に比べて墓石そのものが大きくて、その多くは敷地一杯に作られています。
お隣の黒色の墓石もかなり大きく、ひと目見て比べてもらっても大きさの違いが判るかと思います。
この度のお客様のご要望は、墓地内に圧迫感なく、できるだけ「空間」を保ったお墓を作りたいとのことでした。
お隣と同じ広さの敷地ですが、部材をスマートにし、シンプルな造りにすることで空間を広く見せるようにしました。また墓石も「位牌型」にし、お位牌と似た作りで、蓮華台を付けることでより墓石が引き立ちます。
二枚の飛び石(踏石・拝み石とも言います)は、手前の石を大きく、奥の石を少し小さくすることで遠近感を表現し奥行き感を出しました。
周囲の仕上は、「白川砂」を敷き詰めました。京都の庭園でよく使われている砂利です。
その他、見えないところですが、墓石の下の納骨室には湿気を防止するために換気口も付けています。
以上、私の「こだわり」というか、ほぼ趣味に近いお墓を作ることができました。お施主様にも大変喜んでいただきました。
追伸:丹波から片道700キロメートル、およそ8時間の長旅でした(もちろんトラックで)。楽しみにしていた富士山・・・曇っていて全く見えませんでした(残念!)