極楽に咲く花

2017年11月30日 08:00

yoshidumi
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こんにちは、本店の義積です。

今日はお位牌に台座にある「蓮(はす)」についてお話します。多くの位牌には戒名が彫刻される「札」の下に、蓮の形を象ったもの下に蓮が施されているものがあります。
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↑このように蓮が象られています。
蓮の花は、仏教において重要なシンボルです。「無量寿経(むりょうじきょう」と呼ばれるお経には、
「命が寿(おわ)る時、阿弥陀如来が現れ、阿弥陀如来に従って極楽浄土に往生し、七宝(しっぽう)の華の中に生まれる」
「私達は亡くなった後、自然に七宝の蓮の花の中に生まれ変わり、その上に座る」
という一説があります。ここで語られるのは極楽浄土で咲く花で、苦しみの無い世界に咲く花です。
位牌にこの蓮が施されるのは、お亡くなりになられた方が、来世で幸せに過ごされているという意味です。お位牌だけでなく墓石でも竿石と呼ばれる部分の下に蓮の形の石を入れる事があります。こちらも同じ意味合いになります。
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蓮の花は本当に可憐で美しい花を咲かせます。上の写真は、私が丹波市青垣町で撮影したものです。薄いピンクの花びらと形に魅せらて毎年撮影に出かけます(*^。^*)。大切なご先祖さまや、亡くなったご家族があの世でも幸せに暮らして欲しいと誰もが思います。仏教での意味が分かると、とても清らかな花だと改めて思います。

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