いま生命あるは有り難し

2018年02月05日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

ある禅宗のお寺様に伺った時に「上山さん、カップ麺は食べてか?嫌いじゃなかったら…」

お話を伺い、頂いたのは曹洞宗大本山總持寺が監修した「我逢麺(がほうめん)と言う名前のお蕎麦でした。

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曹洞宗大本山総持寺(大祖堂)

器の側面には『我、人と逢うなり。人と人との出逢い、心と心の出逢い、出逢いこそ命です。

人と麺との出逢いも同じこと、出逢いの尊さを表した三文字が我逢麺です。

この心を大切に味わいながらお召し上がりください』とありました。

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曹洞宗の開祖、道元禅師が基礎を築いたと言われる精進料理。

坐禅や作務(掃除)と同じように、料理を作ることも食べることも仏道修行のひとつとされており、今もなお修行僧が料理を作ります。

「動物性食品」一切不使用でありながら、山と海の恵みを活かし作られたカップ麺でした。カップ麺大好きの私としては早速、いただいてみました。

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昆布醤油をベースに玉葱・椎茸からとったコクのある出汁に、具材として大豆・青梗菜・きくらげ・わらび・ぜんまい・油揚げが入っていて確かに肉っけはゼロです。

カップ麺特有の油っぽさが無く少し物足りなくもありましたが、とても美味しくいただきました。

さらに蓋の裏側には全国の曹洞宗僧侶が「我逢麺」のために綴った法話が書かれており出来上がるまでの少しの時間を使い読んでおりました。

「禅」の心。 こころに響きました。

<いま生命あるは有り難し>
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<シイタケの修行>
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説法の上手下手
お坊さんのお説法を上手下手という方がいらっしゃいます。説法に上手下手はありません。

釈尊の教えに忠実であることと、説法する者の「まごころ」があれば良いのでは。

お経でも同じです。上手下手はありません。棒読みでも構いません。そのお経の「こころ」を読むことが大事なのです。
(『良寛さまに学ぶ』鴻盟社)より

二つ目の法話の<シイタケの修行>を読んで、私もまだまだ修行が足りない。シイタケの修行を思い自らを調える生き方の一歩をいま踏み出していこうと思います。

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