髙梨 剛
滝野店 髙梨です。
先日、忌中明けの納骨に立ち会った時のお話です。
納骨堂にお骨を納め、読経が始まって少しした時にご住職が花立に挿してあるシキビを1本抜きました。
そしてそのシキビの先を水鉢(家紋の彫られている石の部分)にある水溜にちょんちょんと浸け、◯◯家の墓と彫られている竿石部分にパッパッと水をかけられました。
読経が終わりお家の方の一人がご住職に問いかけました。
「水は頭からかけてもいいんですか?」と。
その質問にご住職は、
「ダメとは言いません。ただ頭からかけるよりも、そこの水溜をきれいにして水を手向けてください。さきほど私がした行為は「末後の水」です。綺麗なお水を仏さまにお供えしてください。それは大切なご供養ですから。」と説かれました。