写経の納め方

2018年09月16日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

写経と言えば、般若心経などを半紙などに書き写すことです。

今から1000年前、まだ印刷機やカメラなどがない時代に僧侶の修行のために宗教の根幹である経典を書き写すことが写経という言葉の始まりで、お釈迦様が五種の修行の中で書き写しは仏道修行の一つと定めていました。

写経の1文字1文字には意味があり、そのお経1文字書くたびに仏様が現れるといわれています。

書かれた写経を墓石建立後の入魂のお手伝いをする時に墓石の納骨堂に納められることが増えてきました。

多くは、広げたままか二つ折りで入れられますが、この時は住職が「写経には折り方というのがあるんですよ、折ってみましょうか?」と言ってされていましたが、久しぶりだったためか思い出しながら折っておられました。

私も折り方を見るのは初めてだったので横で拝見しておりました。


微妙な位置から斜めに折る。


文字が内側になるのですね。


う~ん、もう覚えられません。


この折り方は「折り鶴」に似ているような。


「メンコ」の折り方の様な。


益々覚えられません。


完成です。

折り上がってしまうとさほど変わった形でもないですが、でも簡単に開かないような不思議な形でした。

又、あのような機会があれば今度は由来などをお聞きしたいと思います。

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