滝野店の福島です。
11月も半ばになりました。この時期になると各ご家庭にも届きはじめている「喪中はがき」で知人の訃報を知られた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな「喪中はがき」に混ざって「年忌法要の案内」が届いておりました。亡くなった人の祥月命日に営まれる法要を年忌法要と言います。
代表的なところでは
一周忌
亡くなった年の翌年に営まれる、初めての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。
三回忌
一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから3年目を迎えるという意味で三回忌と言われます。
三回忌以降
以後、命日から数えて満6年目の祥月命日に営まれる七回忌、同じように十三回忌・三十三回忌・五十回忌と続きます。宗派や地方の習慣によって違いますのでご住職に相談なさって下さい。
年忌法要の準備
まず、日時や場所を決めなくてはなりません。日時は正しくは故人の命日ですが、都合で変更しなければならない時は命日よりも遅くならないようにしましょう。
自宅でおこなうときは、お仏壇を掃除し仏具も揃え、線香、ロウソク、お花などを準備しておきます。
もちろん、お墓も掃除しておきます。また、お寺に連絡をして日時などの相談をする際、塔婆も用意していただくよう予め頼んでおかれると良いと思います(浄土真宗以外)。その際には塔婆料とお布施も準備しておくとスムーズです。
年忌法要の際には、日時など気を付けなければならないことも多々ありますが、前もって準備をすることで当日の法要がスムーズに執り行えます。
また、法要に招待する人数や人選等もそれぞれの家庭で違うと思いますので、自分達の場合はどうするのか、どうしてほしいのか等、予め家族に伝えておくとよいかもしれません。
言葉で伝える事ももちろんですが「エンディングノート」等で、葬儀や法要などについても記しておくことで、遺された家族も故人の意向を汲む事が出来ると思います。