篠山店の園中です。
今回のご紹介は一統内で祀っていた古い石塔を撤去した後に、五輪塔を建てた話です。
古くなった石塔は、何処の家の石塔なのかわからないものや、戒名が読めないものもありました。
お施主様の考えは「今ですらはっきりしない石塔があるのに、後の世代はもっと分からなくなる。自分達の代できちんと整理し、なんとかしないと」との思いがありました。
ずらずらっと前列に並んでる石塔、こちらを撤去します。お性根が済んだ石塔には、間違えないように印を付けます。
処分する古碑をすべて撤去しました。
撤去したところをすべて整地(転圧)して、カロート付で五輪塔を据えます。
お骨が入るわけではありません。
並んでいた古碑とそれぞれのご自宅にある資料(過去帳等)を基に板石に戒名を彫刻しました。
板石の枚数:5枚、戒名数:47
それぞれの墓石はなくなりましたが、こうして戒名を残すことによって将来ご先祖様のルーツを知る手掛かりにもなるのではないでしょうか。
古碑が並んでいた部分は、簡単な仕切り延べを入れて、平らに整地します。
掃除がしやすいようにコンクリートで塗り上げました。
これでお墓参りもしやすくなりスッキリした。と喜んで頂けました。