仕入担当の森田です。
今日はお墓づくりの中でよくある質問です。
Q.何代前まで戒名を入れればいいですか?
A.できるだけ遡るのが本来ですが、現在では分家されたところから入れるのが普通です。
一般的には・・・
お墓を建てるときには戒名・法名が彫られます。さてどこから遡るべきなのでしょうか?いつもながら、お墓のことについては明確なルールが存在しないのですが、一般的にされているのは分家初代からが多いです。つまり分家される前の人は(分家初代から見れば親)別のお墓に彫られているからです。
まずは先祖に感謝
お墓の建て方として、分家するにあたりそれまでのご先祖様をお祀りする方法があります。それが五輪塔です。
五輪塔はお墓ですが、このように供養塔として用いられることも多々ございます。
その場合、五輪塔にできるだけ遡って戒名・法名を彫る場合もありますし、先代のみを彫る場合もあります。
もっと簡単にできないの?
そんな面倒なことは考えていないという方も多いでしょう。一般的な先祖代々のお墓と霊標の場合には、分家された方を先頭に彫っていきます。
先ほどのそれまでの方をお祀りする方法として、霊標の一行目に「◯◯家先祖代々諸精霊」とまとめて彫る方法もあります。
彫る彫らないに関わらず
お墓づくりは、多くの人が一生に一度あるかないかの大仕事です。
ですから、せっかくお墓を新たにお建てになる時には、ぜひともご先祖様を遡っていただきたいと私は思っています。
それは、彫る彫らないに関わらず、ご家族のルーツとして知っておくことはおすすめです。
ご先祖様の調べ方
ご先祖さまを調べるには戸籍謄本やお寺の過去帳などが手がかりになります。
戸籍謄本は役所に行けば調べられますし、離れたところでも郵送で対処してくれます。
こちらで家計のつながりがよくわかります。また菩提寺に行けば過去帳がございます。
お寺が出来てからのものは残っているはずですが、昔は火災が多かったために歴史の途中で焼失してしまっていることもよくあるようです。ぜひトライしてみてください。
調べることで
ご先祖様を調べることで、その中に自分と似たような人がいたり、中興の祖とも呼べるような人が出てきたりします。
実際に調べた方は、とてもいい体験になったとおっしゃいます。
まとめ
今回は戒名・法名の遡りについてお話しました。少し話はそれましたが『①できるだけ遡る②分家初代から③先代から』以上の3通りが一般的です。