藤井 勇輔
滝野店の藤井です。
前回の灯籠って何のためにあるの?に引き続き今回もよく考えてみると「これって何のためにあるのだろう」と思うものについて考えていきます。
突然ですが、お墓参りに行った際にこういったものを見たことはないですか?
墓地の入口には6体のお地蔵さまが必ずと言っていいほど祀ってあります。
私もこの仕事に就くまではなんとなく「お地蔵さんが祀ってあるなぁ」位にしかとらえていませんでした。
今回お話していくのは
「なぜお墓の入口には6体のお地蔵さまが祀ってあるのだろう?」
という疑問についてです。
一般的には六地蔵と呼ばれているこのお地蔵さまは、人が生まれ変わり死に変わり続ける6つの世界(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のそれぞれで苦しむ人々を救うためにおられます。
墓地は亡くなった人の世界と、生きている人の世界の境界です。
お地蔵さまはあの世へ旅立つ人の安全と安らぎを祈るという意味と、もうひとつは死者が迷ってあの世からこの世に帰ってこないようにという2つの意味で生と死の世界の境界に立っておられるのです。
これからも引き続き日々気づいた「なぜだろう?」を紹介していきます。