髙梨 剛
髙梨です。7月より滝野店から本店へ配属異動となりました。
今後とも宜しくお願い致します。
さて先日の工事現場での一コマ。既存の墓地には分厚いコンクリートが打たれており、この度新規墓石を建てられることになりました。解体工事は約1.5日ほどをみておりましたが、予想とは裏腹にこのコンクリートが電動のハツリ(ハツリハンマー)を持ってしてもなかなか先が見えてきません。
そうこうしていると「矢でいこかあー」と職人が一言。
矢とは石を割る道具の一つで石を採掘するところ(丁場)では使われるものです。
それをコンクリートに使おうというのです。
まずコンクリートに電動カッターで切り込みを入れ、そこに穴を開けます
そこに矢(三枚せり矢)を打ち込みます。※ハンマーで打ち込むことで外の二枚の矢が袴のようにせり出して割れる(引き離す)原理です
下まで打ち込むと、あとはご覧の通り。見事なものです。矢を打ち込んだ跡、見憶えある方も居られるかも知れませんね。
このまま作業は順調に進みました。
職人の機転、それに人類の知恵から生まれた手加工道具。本当に感謝です。