本店の義積です。
先日人込みを避けて岐阜県・富山県の山奥と日本海へ撮影に出かけました。
早朝に海から見える朝日を初めて見てとても綺麗で感動しました。朝日を見ると気持ちがシャキーンてなりますね(*´▽`*)
さて先日、私の担当しているお客様よりお位牌の依頼を受けました。
新規のお位牌をご依頼いただく時には、ご夫婦のどちらかがお亡くなりになるとか、どなたががお亡くなりになる場合がほとんどです。
しかしこのお客様はご夫婦ともご健在です。ご主人が生きているうちにどうしても作っておきたいとの事でご注文されました。
まだ生きているのにお位牌を作るなんて縁起が悪い?なんて思うかたもいらっしゃるかも知れません。
しかし、生前に位牌をつくっても何の問題もありません。
このように生前につくる位牌を「逆修位牌(ぎゃくしゅういはい)」といいますが、逆修位牌はむしろ縁起がいいと考えられ、功徳(くどい)も大きいとされています。
これは、生前にお墓をつくる寿陵墓(じゅりょうはか)が縁起がいいと考えられているのと同じことになります。
生前に位牌をつくる場合には、戒名の文字を朱色にすることになっています。
朱色が不良長寿の象徴的な色とされているためで、不老長寿の願いを込めて、生前の位牌は朱色を使います。
表面には戒名をお入れしますが、実際にお亡くなりになりますと裏面に没年月日、行年などを彫刻する必要があります。
ご注文されたお位牌を、とても楽しみにされていますので、益々のご健勝をお祈りしつつお客様のお手元にお届けする予定です。