本店の髙梨です。
先日、お墓の撤去工事をさせていただきました。
事前に墓地に納骨されているお骨は2体分とお伺いしておりましたので、ちゃんとお骨上げも出来ました。
お寺の永代供養に納められるとのことですので、骨壺に移し替える作業をしました。
その時の写真です。
左に見えているものは新しい般若心経の骨袋です。その右側はお骨を納めていた袋で、もう既に朽ちてしまっていて、お骨も外に出てしまっていました。
そして、問題はその上に見えている無地の袋ですが…
これにもう1体分のお骨が納められていました。
が、全く朽ちることもなく、お骨は一切、土に還っていくような感じではなく、そのままの状態で残っていました。
これでは、いつになっても自然に還すことは出来ません。
これの原因は、骨袋です。
朽ちている方の骨袋は「さらし」で出来ています。
一方、そのまま残っている無地の袋は生地が「化繊」で出来ています。
これが大きな違いになってきます。
※骨壺(木箱)を包んでいるものが化繊です
このあたりでは、仏様(お骨)は自然に還っていただくのが本質とされています。(地域の風習によりますが)
ですから、やはりちゃんとした作法で納骨供養をされるようにお気をつけください。