yoshidumi
本店義積です。
両親が眠る墓地に行きました。
例年にない積雪量で、墓地は一面の銀世界でした。
雪を被ったお地蔵様を見て、昔読んだ童話の「笠地蔵」を思い出しました。
童話のおじいさんのように私もお地蔵様の雪を除けました。
墓地の入口では、よく六体のお地蔵様を見かけます。
これは、天界、人間、修羅(しゅら)、畜生、餓鬼(がき)、地獄の六道それぞれの世界で苦しむ人々を救うためにあります。
また、死者の世界と生者の世界の境界にあり、ちょうど道祖神などの役目をしています。
村のはずれにある道祖神は村に悪いものが入ってこないように防ぐため、また村の外に出るときは旅先の安全のために作られました。
六地蔵様は、生きている世界と亡くなった世界の境界に立ち、あの世に旅立つ人の安全を祈る道祖神であり、死者が迷ってこの世に帰ってこないための「賽(さい)の神」だそうです。
また、お地蔵様は旅する者の安全を見守り、様々な悲しみから救ってくださいます。
私はお墓に行くと必ず六地蔵様にいつもお参りします。
皆様も、お地蔵様をみかけたら是非お地蔵様にも手を合わせてくださいね。