こんにちは、たんば篠山店の上山です。
お客様から連絡がありました。「納骨をしたいのですが、お手伝いをお願いできますか?」
このお客様は8年前に息子さんを亡くされて、2年前にお墓を建てるお手伝いをしていました。
2年前には「お墓を建ててしまったら息子が遠い所へ行ってしまうような気がして、でもこのままで良いのか」とずっと悩んでおられ、お骨は仏壇でお祀りされていました。
いざ、お墓が完成してもまだ迷われていましたが、「建碑式で家族全員でお墓に巻かれた白布をほどき真っさらのお墓が現れた時、自然と涙が出て無意識にお墓を撫ぜていました。安堵したんです。」
「こんな気持ちになるなんて思いませんでした。不思議でした。これで安心して死ねると思ったのか…私も夫も必ず息子の所に行けると安心したのでしょうか。」その時はそんなお気持ちだったようです。
ご納骨の後にお話伺うと「14歳で亡くなり8年が過ぎました。いま元気でいれば22才になります。同級生の友達だった子供達も大学卒業して社会人として旅立って行く年になって…まだ寂しい気持ちもありますが決めました。」
お骨を骨壺から晒し袋に移し替えて納骨するまでの間ずっと撫ぜておられたのが印象に残っています。
末永くお祀りくださいませ。