本店の髙梨です。
本日は多可町で行っています工事のご紹介です。
こちらの施主様は既存の巻石が歪んでいるのが前々から気なっておられました。
「地盤が緩い思うから、しっかりと直して、一から建てたい」とのお望みでした。
そこでまずはプロの地盤調査会社に委託し、スウェーデンサウンディング方式で調査。
地形図からも調査し、この墓地は昭和初期の段階では雑木林とあり、地形は扇状地。
良好な地盤ではありますが傾斜地の最下部で、隣地には池もあります。
土質は2.5m下まで粘土層が堆積しているという結果でした。
そういった地盤には「D-BOX」をおすすめします。これは簡単にいいますと「地盤改良」です。
四角いビニール製の土嚢袋に砕石を詰めていき、またその周りにも砕石で目詰めをして、
プレートランマーで転圧していきます。
何段積むかは地盤調査の結果によりますが、こちらの区画は2段施工しました。
そして、その上に通常施工のベタ基礎コンクリートのベースを打設します。
これでD-BOXによる改良工事は完了し、地盤は大丈夫です。
あとは石材工事にかかっていきます。
見えないところへの気遣いと対策は末永くお参りされる上でも大切なところです。