ある日の夕食の時のこと・・・。
小学生の娘がこんなことを話していました。
学校で育てていた金魚が死んでしまった。
だから校舎の裏に埋めてお墓を作ってあげた。
この話を聞いてすごく懐かしい気持ちになりました。
私も小学生のころ学校で飼育していたメダカとか金魚とかお墓を作ってあげていたな~と。
皆さんも一度は経験ないでしょうか?
この行為って、とくに親や先生に教えてもらったり、強制的にしていたわけではありません。
でもなーんとなく知っていました。
何なら埋めるだけでなく石を置いたり、アイスの棒に「きんぎょのはか」って書いて挿したり。
「死んだら埋める」
「お墓をつくる」
これってDNAに記憶されていることなのかなと改めて思いました。
15年程前、飼い犬が死んだ時。
火葬場に持って行くと「ある程度たまったら火葬するから」
と言われ、亡骸は台の上に置かれそれでお終いでした。
お別れの悲しさもありましたが、埋葬できない罪悪感みたいなものがずっとありました。
今はどの自治体も扱いは違うのでしょうが、当時はそんな感じでした。
当然人と動物やいきものは違うけど、愛情があるものとの死別すると
「死んだら埋める」
「お墓をつくる」
というのはごくごく自然な行動なのかなと思いました。
こどもの頃の純粋な気持ちでお墓を見てみると、また違ったものに見えてきました。