中村 淳
滝野店の中村です。
今回ご依頼いただきました施主様は奥様の逝去に接し、お墓をご建立されることになりました。
施主様のお住まいは大阪府、墓地は西脇市でした。
墓地は1つの区画をお兄様と半分に分けてお使いでした。
実は東京にお住まいの姪っ子様からのご依頼でここ数年、お墓そうじをしていた区画で不思議な縁を感じました。
施主様と打ち合わせをさせて頂いたのですが、奥様への想いが溢れ出ていました。
お墓が完成して、開眼式を行いました.
ちょうど母の日の前日でした。
施主様は奥様の大好きだったものをお供えとしてたくさん持って来られ、ひとつひとつ説明してくださいました。
奥様が入院中は、ちょうどコロナ禍でお見舞いも充分に出来なかったそうです。
お花も石塔用の供花とは別に、カーネーションを持って来られていたのが印象的でした。
そして私の開眼式あるあるですが、ご住職の読経の間ハチが一匹、辺りをずっと飛んでいました。
最後に帰られる前に、石塔に向かって話しかけられている施主様の姿は少し寂しそうでした。
でもそんな姿が少し羨ましくも感じました。