篠山店の園中です。
今回は、リフォーム工事のご紹介です。
お客様のお母さんがお亡くなり、百箇日法要までの彫刻の依頼がきっかけでした。
墓地に同行しお墓を確認すると、墓石の竿と台石がズレていたり、灯籠のガタ付きがありました。
今回は、ズレやガタ付きを直すのと薄くなった彫刻文字の色入れの工事の依頼を受けました。
正面文字と家紋の色が落ちています。
色落ちは側面(法名)と裏面(建立者)も同じように落ちていました。
そして一見ズレがあるかわかりませんが後ろから見ると竿石と台石がズレているのが分かります。
まず、墓石のズレを直し、直したついでに免震施工をする為に墓石を解体します。
真ん中にある家紋がはいった部材(水鉢)よく見ると、台石との間に隙間があり不安定です。
まず、一つずつ部材を外していきます。
接着の効果がなくなったセメントを取り除く作業。まずグラインダーで削り、石頭を使い剥がしていきます。
きれいにセメントが取れました。
正面文字・家紋・側面の建立者・法名などもすべて色を入れ直しすっきりきれいになりました。
墓石も据え直し、免振施工を施しました。これで将来安心です。
百箇日法要で参列された親戚の方々からも、お墓キレイになったねとのお言葉を掛けていただいたそうです。
お客様からは「いろいろと気になったところが直り気持ちよく法事を迎えられた」と喜んで頂けました。
墓石や灯籠の石自体は問題なく何十年も保ちますが、石と石とを接着したセメントやボンドは効果が無くなってしまい倒壊の恐れもあります。
定期的なメンテナンスをお勧めしまいます。