本店の山崎です。
このブログでも何度も登場する言葉に「開眼供養(法要)」があります。
私たちの業界では、当然知っている言葉で、もちろんご存知の方も多いと思います。
しかし、それに接する機会が無ければ、まったく知らない言葉という方もおられるでしょう。
私も、この会社に入るまでは聞いたことがありませんでした。
「開眼供養」とは、お墓を新しく建てた時、またお墓を改装した時に僧侶を招いてお経をあげてもらうことを言います。
家や建物を新しく建てたら、竣工式を行うようにお墓を建てた時の儀式の事です。
もちろん、お墓だけでなく、仏壇・お位牌などでも同じ事を行います。
お墓は建ててすぐは、まだ、ただの石です。
この開眼供養を行う事によって、仏さまの魂を迎え入れる準備をします。
迎え入れて初めて拝む対象となり、「お墓」になります。
そもそも、開眼供養とは、昔、仏像制作において、一番最後に目を書き込んでいました。
それによって、仏像に魂が入るとされていた事に由来します。
宗派・地域によっては様々な呼び方があり、「入魂式」「お性根入れ」「御魂入れ」などがあります。呼び方は様々ですが、どれもお墓へ魂を入れる儀式の事です。
浄土真宗の場合は、お墓に魂を入れるという概念がないため、「建碑法要」「御移徒(おわたまし)」という法要を行います。
簡単に開眼の事を言いましたが、開眼供養をしたからと言ってお墓まいりをせずにそのままにしておくというのは寂しいです。
頻繁にとはいかないかもしれませんが、実際にお墓に行って手を合わす事が一番の供養になるでしょうね。