こんにちは、篠山店の上山です。
ひとり暮らしの高齢のご婦人より、お墓のメンテナンスのご相談を受けました。
「主人が元気な時からお墓掃除はしていたんですが、廻りの縁石や水子さん(地蔵尊)が徐々に黒くなってきて、洗っても洗っても綺麗にならないんですよ。石が悪いんでしょうか?」
お墓を確認して、長年の汚れがこびり付いている状態と、石材の仕上げの切削と研磨の汚れの付着具合の違いを現物を用いて説明しました。
足腰が弱くなったなこともあり、ご主人が亡くなられてからはお墓掃除にも思うように行けず気になっておられたようでした。
「嫁いでいる娘が気にしてお墓掃除に来てくれているんですが、黒いのはなかなか取れなくて。
でも私があの急な階段上がっていくのも無理になり娘に甘えているんですよ。
亡くなった主人も喜んでいると思います。」
「私にはお墓参りも大変な処ですが先祖から受け継いできたお墓を簡単にどうこうしたくないんです。」
立地条件の良くない墓地は多々あります。
ましてや女性の方ではあの様なこびり付きを除去するのは無理があると思います。
昔から餅は餅屋と言うことわざがある様に、そんな時はお墓のプロに任せするのもひとつの方法です。
メンテナンスフリーのファイバーレジン施工もしました。
よく聞く言葉に『親の墓は子供が建てるもの』と言うのがありますが、親(先祖)のお墓を守り続けていくのも子供なのでしょうね。
お父様は喜んでおられると思いますよ。