仕入れ担当の森田です。
先日、日本石材産業協会の大阪府支部主催の勉強会に参加しました。
勉強会のタイトルは、
実践・墓石解読法 ~考古学から見た近世の墓石~
講師は朽木量先生。
千葉商科大学政策情報学部の学部長をされています。
専門は考古学で私たちとは違う観点からお墓を見ておられます。
なかなかのお墓好きぶりで、お話を聞いていてとても楽しかったです。
テレビ大阪の「お墓から見た日本」にご出演もされています。
残念ながら私の住んでいる地域はテレビ大阪が映らないのですが、Youtubeでも見れるようです。
ぜひ見てみようと思います。
例えば、「文政四天」と書かれているとします。
この場合「天」は「年」と同じ意味で使われています。
他にも年と同じ意味で使われる漢字はたくさんあります。
「季」「暦」「歳」「稔」「載」「祀」などがあるそうです。
お墓では見たことがない漢字に出会うこともしばしばあります。
そんな漢字でも、漢字の部首とつくりが左右逆になっているもの。
上下に並んでいるもの。意味は同じで別の形になっているもの。
つくりだけが外に出たもの。似たような形・・・。
読み方のコツを知っていれば、ある程度のものは読めるなあと思いました。
石の年代を調べるのに年号は大切ですが、干支で表現されている場合も多くあります。
そんなときの早見表もいただきました。
明日から古い石造物を見るのが楽しみになってきました。
当日の資料です。
一番右のDVDは別途購入いたしました。