園中 憲二
今回のご紹介は、台風で倒れた塔婆立てを修復するお話しです。
丹波篠山市のお寺の墓地で、ご住職から塔婆立てが倒れているので直して欲しいとご依頼を受けました。
石の塔婆立てだけをみるとすごくしっかりとしています。
風なんかで倒れるのか?と思われるかもしれませんが、塔婆立てに塔婆を立てると風を受ける面積が大きくなり、意外と倒れやすいのです。
台風が通り過ぎた後、お墓を見に行くと塔婆立てが倒れている姿をよく見かけます。
今回の工事では、コンクリートで地盤と固め、塔婆立てとコンクリートが一体になるように施工しました。
以前はボンドだけで接着していた部材と部材の繋ぎ目にピンを入れ、外れないように固定しました。
「これで倒れる心配も無くなった」と喜んで頂きました。