上山 典之
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
禅宗のお寺で見かけた石碑です。
不許葷酒山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)
「『葷』(ニラ・ニンニク・ネギ等の香りの強い野菜)や酒は禅僧の修行の心を乱すもとになることから、
これらを口にした者は清浄な寺内に立ち入ることを許さない」という意味です。
その戒壇石といわれています。
禅宗では、お寺は「飽食(食べ物に不足が無い事、飽きるほどたくさん食べられること)、
飲酒を断ち、精進し座禅などに励む、人間修行の場であった」といわれています。
今はそのようなことは無いようですが、昔ながらの禅宗寺院の教え、規律の名残りでしょうか。
その昔、若い修行僧が石碑を見て日々精進していたのでしょう。
50年後、100年後にも語り継がれる石碑として残して欲しいものです。