昨年の夏から継続的に入ってきた神社の工事も
大詰めを迎えてきました。
ご縁を戴いてもうだいぶなるので、宮司さんとも
たいへん親しくお話できるようになりました。
先日、宮司さんが
「森田さんこれ見てくれる」
とあるものを持ってこられました。
それは大きな木の板で、寄付者と工事業者の名前
が書かれていました。
そこには、
「石屋 森田石材店」
ではなく
「石屋 森田茂樹」
と書いてありました。
本当は「石工 森田茂樹」の方がかっこいいな
とも思ったのですが、贅沢は言えません。
でも、こうして自分の名前が本殿に掲げてもらえることは、
何とも有り難いことです。
何十年、何百年先でまた工事をされる時に、
息子や孫が目にすることがあれば、最高ですね。
私が小学校の時、遠足である神社でお弁当を食べました。
その時、狛犬の台座に
「石工 森田藤四郎」
と刻んであったのを見ました。
「すごい!名前が彫ってある。」と思ったと同時に、
「ほんまにおじいちゃんかな?同じ名前の人がいるのかな?」
とも思いました。
今でもその時の感動は覚えています。
今回あらためて、名前を刻むっていいなと思いました。
画家、書家、陶芸家etc・・・作品には名前が入っています。
私も「石工」として、これからも色んな仕事をすると思いますが、
自分の名が刻める作品をつくっていきたいですね。