御詠歌:波の音 松の響きも成相の 風吹き渡す 天橋立
いきなり御詠歌から始まりましたがこの夏、初めて天橋立に行ってきました。
盆前でかなり暑い日でした。着いて早々、「文殊の知恵」で知られる智恩寺へ参拝し、
境内には室町時代に建築された多宝塔があり、重要文化財として大切に管理されているものが多数あります。
高さ80cmもある石仏や鎌倉時代の三角五輪塔などもありました。
暑さに負けずと運動不足解消のため3kmの松の並木道を歩き、傘松公園へ。
見渡す景色は天気も良く最高でした。ここからバスに乗りいよいよ目的の「成相寺」へ。
成相寺は慶雲元年(704年)文武天皇の頼願により真応上人が開山し、
真言宗のお寺で美人観音(身代わり観音ともよばれる)「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ」がご本尊です。
こちらを参拝すると身も心もキレイになるといわれています。また願い事がかなう(成り相う)お寺としても有名です。
境内には本堂に上がる手前に参拝者に人気の「一願を一言でお願いするとどんな願いも叶えてくれる”一願一言地蔵”」がありました。
もちろん私もお願いしてきました。
他には悲しい伝説のある「撞かずの鐘」の鐘楼や実際に使っていた鉄湯船があり現在は手を洗う水鉢として使用されていました。
すごい龍の顔が印象的でした。本堂に入ると中央に私の手には余るほどの大きさの金剛杵(こんごううしょ:弘法大師が左手に持っている法具)が置いてあり、
触るとすぅーっと心が静まるように感じました。
正面に厨子がありました。本尊の「聖観音像」が安置されているそうです。
その左に木造の地蔵菩薩坐像、右に「千手観音立像」がありお参りを済ませました。
そして天井を見渡すと正面を向いた龍がこちらを見ていました。これは名工左甚五郎作の「眞向の龍」とありました。
正面と言うよりどこから見てもこちらを見ている珍しい作品でした。今
回はパワースポットへ行き、生きるエネルギーをいただきました。合掌
written by hagiwara