森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
お墓の前にある灯籠は墓前灯籠(ぼぜんとうろう)というもので、供養や邪気を払うなど様々な意味が込められています。
まず、墓前灯籠には供養の意味があります。
お仏壇にはいつも明かりを灯しますよね。でもお墓に一日中明かりをつけるわけには行きませんし、必要もありません。お墓では灯籠が置いてあるだけで一年中、火を点している意味になります。火は古代から神聖なものとされてます。邪気を払い、故人の供養にもなります。
また風水では、北に山を配して南に向ける等の吉方がございます。ちょうど京都の町を想像していただければよいのですが、北に山を背にして、東と西から囲まれ南が開いている状態です。でも、なかなかこんな土地はありません。そこで、灯籠を置くことで入口が吉方になるというものです。
こんなにありがたい灯籠ですが、最近はデザイン重視で昔ながらの灯籠も少なくなりました。もっと私たちがこんな意味をお伝えしないとなりません。お墓を建てられる際には、ぜひ置いていただきたいですね。