yoshidumi
こんにちは、本店の義積です。
生活の中にはたくさんの香りがあります。香りが好きな方は、お香や香水など毎日の生活の中で香りを楽しまれています。最近CMででは、衣類を洗濯する時点で入れる香水まで出てきています。本当に良い香りは生活と密着しているのですね。この香りを楽しむ文化は、なんと平安時代までさかのぼります。
平安時代には「空薫物(からだきもの)」という言葉がありました。これは「どこからとも知れずかおってくるように香りを炊くこと」です。部屋お香を楽しみ、衣服や頭髪に身に纏(まと)う香りが貴族の教養でもあり、人柄でもあったそうです。その香りに貴族は男も女も心をときめかせ、顔は見えなくても香りでその人を思い、すれ違いの香りに心を寄せたそうです。とても奥ゆかしく、わくわくしてしまう恋事情ですね。
私が好きな香りの一つは、仏像や数珠などにも使われている「白檀(びゃくだん)」です。お線香にも使われている代表的な香りです。なかなか言葉では表せませんが、良い香りがします。ポプリなどで使用される、ジャスミンやラベンダーなどは馴染みがありますね。それぞれ不安憾や緊張憾を解消したりする効能があります。香が苦手な方もありますが、私はかなり好きです。好きな香りを部屋で焚くと、ほのかな香りが部屋中に香ります。私もすっかり香りのある生活を楽しんでいます。
本店に置いてある香立てです。お地蔵さまの香立てが私のお気に入りの一つです(^-^)