滝野店の髙梨です。
先日、お墓のお手伝いをさせていただきましたお客様のお話です。
「すっきりとシンプルなお墓にしたいんです」
亡きお父様が最初に入られるお墓を検討されており、ご家族や檀那寺のご住職のご意向を含めたお墓を考えていきました。
ある時、「この物置石って要るんですかね?」と質問されました。
「絶対必要というわけではありません。ただ最近は置けるスペースがあれば、お参りの時にお花やカバンを地面に置かないようにするために設置してます」とお答えしました。
「けど、なんか邪魔になるというか、すっきりしないというか・・・」
「あと、お父さんの何かを残してあげたいねんけど、そんなんダメなんですか?」との想いも浮上。
それからいろいろと思い出話やお父様をイメージするものなどをお伺いし、出来上がったものがこちら↓↓↓
囲碁です。
お父様の趣味であった囲碁と物置石を兼ね備え、足元の邪魔にならないよう外柵の一部にしました。
碁石を立体的にしてしまうと物置に出来ないため、研磨した黒御影石をサンドブラストで噴射し、黒碁石と碁盤の目を表現しました。出来栄えは見ての通りで、正直、予想以上の完成度でした。
碁の打つ手はまだ途中です。勝負がつくまでお墓参りはいつまでも続きますね。