篠山店の園中です。
今回のご紹介は、周囲のお墓と同じような感じでは建てるけど、要所要所でこだわりを持って建立されたお墓です。
まずは、工事の様子から。施工前。巻き石が既にある場所に建立します。
カロートの周囲の土を掘り起こし、ランマーで転圧します。
延石がズレないように、ステンレス製の金具を取付け固定。真ん中にお骨を納めるカロート(納骨堂)を据付ます。
カロートの上に芝台を据付ます。これは通常の墓石ではない作業です。
墓石に高さが出来、見栄えと地面からの泥はね防止に役立ちます。
そして、地面は防草対策のファイバーレジン施工で仕上げます。
最後に玉垣を付けて完成です。
こだわったのは下記の3点✨
1)回転式ロウソク立
一見、普通のロウソク立てですが、実は…この仕組みが面白い❢
頭の部分をつまむと、ぐっると回転します。廻すだけでローソクの点火部が開口します。
そこに簡単にローソクを立て着火出来ます。内側には、ステンの金網が付いて火が消えにくいようになっています。
回転するので、石の重さは感じません。女性の方でも取り扱いやすいです👍
2)ファイバーレジン
お馴染みの防草対策のファイバーレジンです。
草引きが年々大変…と思っている方にほんとにおすすめです。
3)国産の銘石
石種にこだわり、国産の銘石「天山石」を選ばれました。
天山石(産地:佐賀県唐津市)の魅力は、なんと言っても国産材の中でも1、2を誇る硬度と吸水率の低さです。
他の国産材と比較しても透明度が高く、青深い石目は、風雨や塩害にも強く、歳月を経ても劣化や
変色等はほとんどなく、墓石材に最適です。詳しくは、『天山石の話①』『天山石の話②』をご参考下さい。
お客様は、出来上がったお墓を見て、濃く青みがあり一目でよい石だと分かる石種を選んで良かったと喜んで頂けました。