森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -
線香立て盗難相次ぐ
2019年08月17日 08:00
仕入れ担当の森田です。
8月3日の神戸新聞にこんな記事が載っていました。
「線香立て盗難相次ぐ」
盗まれたのはごく一般的な線香立てです。ほとんどのお墓に取りつけられています。
昔は固定式だったのですが、今のものはネジ式になっていて取り外して掃除できるようになっています。
お墓は屋外にありますので、盗んだりすることはいつでも出来るわけですが、今までにそのようなことを聞いたことがないのは、手を合わす場所だからでしょう。
しかし、こんな風に多発すると、そんなことも言っていられない人がおられるのでしょう。
ちなみに数年前、ステンレスの花筒が盗まれた時期がありました。それ以来、お墓参りの時にステンレスの花筒を持参し、終わると以て帰る方もおられるそうです。
線香立ても何らかの対策が必要になるかもしれません。
【カテゴリ】
神道型のお墓
2019年08月15日 08:00
本店の義積です。超大型台風が日本に近づいています。大きな被害が無い事を祈ります。
さて、本日8月15日は終戦記念日です。
1945年8月14日ポツダム宣言を受諾し、翌日15日正午昭和天皇による玉音放送により、第二次世界大戦が終結しました。
私は戦争を経験したことはありませんが、子供の時に「はだしのゲン」を見て原爆や戦争の悲惨さを知り、昨年には舞鶴の引揚記念館に行き多くの方が戦争により大変な思いをされた事を知りました。
戦死者のお墓は、普通のお墓とは形が違います。常のお墓と比べて少し細長いもので、石の上の部分はトキン型といわれる尖がった形になっています。
神道型といわれるお墓です。
昔、天皇は「現人神(あらひとがみ)」とされ、人間でありながら、同時に神であるとされていました。
戦死者は、天皇を護るべく天皇に仕える者とされ、そのために戦争中に亡くなった方は天皇に奉公し亡くなったとされ、英霊という神に仕える霊となる為、戦没者のお墓は神道型と言われています。
お盆は、ご先祖様に手を合わせ今ある命に感謝し、また平和である時代のありがたさを再確認する時期なのしれません。
【カテゴリ】
お盆を迎えました
2019年08月12日 08:00
本店 山崎です。
【カテゴリ】
亡き母への手紙
2019年08月08日 08:00
仕入れ担当の森田です。
事前に予約していた本が届きました。
「『亡き母への手紙』母の日参りパートナーシップ編(KKベストセラーズ)」
日本香堂さんが中心となって開催されている「母の日参り」が毎年開催されていますが、昨年から「亡き母への手紙」ということで、全国よりたくさんの応募があったそうです。その数、3000通以上です。
その3000通のお手紙の中から、厳選した50通がこの本に納められています。私もまだ読んでおりませんが、以前にホームページで紹介されているものを何通か読みました。その時も、思わず引き込まれる
ような作品(手紙)が多かったと記憶しております。今年の記者発表の時に、選考委員長の草刈正雄さんが「一通一通、読みながら涙が出ました」とおっしゃっていました。
内容が楽しみですね。この本はアマゾンや書店にも売られています。
【カテゴリ】
心静かに・・・
2019年07月21日 08:00
こんにちは!
滝野店スタッフです(*^-^)/
写経って聞いたことあるけど、どういう意味があるの?
写経とは
【カテゴリ】
霊魂が石に宿る?
2019年07月05日 08:00
仕入れ担当の森田です。
以前(2018年11月28日)にこのブログでご紹介しました『「墓じまい」の結末』の著者である森下瑞堂さんのお話を直接聞く機会がありました。
霊魂が石に宿るというのは、本当なのかどうかは確認しようもありませんが、古代から磐座信仰(巨石信仰)や墓石があることから、おそらくそうなのだろうと想像がつきます。
また多くの影響は子供ではなく孫に影響するというお話もありました。確かに、父親よりおじいちゃんに似ているなんてことはよくあります。
今の供養が孫の代に影響すると考えれば、やはり普段の供養も大切にせねばと思った次第です。
さて目に見えないものですから、こういった話は実に胡散臭くも感じるわけですが、これを子供が話すとどうなるのか。
それが『かみさまは小学5年生』という本です。少し前まで書店で平積みされていた記憶があります。
全部が全部本当のようにも思いませんが、興味深いことを言っている部分は多いです。そのコメントを見てみると、いろんな宗教が言っていることとほとんど同じになります。
やはり見える人は似たようなものを見ているのかもしれません。
こういったことを毛嫌いされる方も少なからずおられます。それは変な方向に利用されたり、報道されたりするからでしょう。でもそのまま先祖供養と結びつければ全く胡散臭くなく聞けるかもしれません。
【カテゴリ】
丹波市山南町の歴史本購入
2019年06月24日 08:00
代表の森田です。
5年前に「ふる里わが町山南町の各神社・社」を出版された大地一美さまが、新しくお寺編を出されたので早速購入しました。
「和田・小川」「久下・上久下」の二冊に別れていてとても見やすいです。なんと寺院・廃寺・地蔵尊など約70数ヶ所のを調べられておられます。
私はまだサラッと目を通しただけですが、石仏の写真が多いので弊社が手がけたものもいくつかありました。中には「古文書」の解読も掲載されているので、430年前の物だと思うと更に興味が湧いてきます。
また、石龕寺の町石(ちょうせき)30基は応永6年(1399年)と刻んであり、620年前のものだと思うとビックリですし「室町時代の石龕寺は盛況を偲ぶことが出来る」とも書かれてあります。
この本で勉強しながら実物を見に行きたいと思います。
【カテゴリ】
神様と仲よくなれる!日本の神様図鑑
2019年05月15日 08:00
仕入れ担当の森田です。
最近、本の紹介をすることが多いのです。本日も別のネタを書こうとしていたのですが、やはり発売間もない今が旬だと思いましたので、ご紹介させていただきます。
私たち石屋のお仕事でも、神様に関することは沢山お手伝いします。例えば、神社の玉垣や鳥居、キツネや狛犬、灯籠や手水鉢などもあります
ご自宅や地域では地神さまのお社もそうです。
この神様図鑑では、図鑑と言うだけあって挿絵もキャラ化されて面白いです。キャラ化されているのは古事記に出てくる登場人物(というか神様)です。これを読んで改めて古事記を読むともっと楽しいこと間違いなしです。
著者の大塚さんはタロットカードをつくる会社を経営されているようで、そんなところがこの本のキャラ化にも生かされているのかもしれません。
祝詞(のりと)や大祓詞(おおはらいことば)の意味がわかるのもいいです。今まで何気なくお参りしていた神社が、それぞれの個性を見ることができます。
古事記といえば、お墓のルーツである千引岩の伝説が出てきます(本書ではあまり紹介されていませんが)。
少し違った角度で古事記を楽しんでみてください。
【カテゴリ】
鹿児島の女子高校生がクラウドファンディング
2019年04月28日 08:00
仕入担当の森田です。
今日は私たち墓石店にとって、とても嬉しいお話を聞きました。
クラウドファンディングでお墓参りの手助けをしようと、鹿児島の高校生たちが取り組んでいるのだそうです。
このページで紹介されているクラウドファンディングです。実際に高校生たちが知恵を絞り、この夢を実現するために立ち上げました。趣旨は以下のとおりです。
『実は、鹿児島はお墓参り日本一という御先祖様をとても大切にしている県です。しかし、高齢化が進む日本で足腰が悪くなりお墓参りができない高齢者がたくさんいます。私達はそんな高齢者の方を1人でも笑顔にしたくてこのサービスを約2年前から考えてきました。高校生の私たちだけでは限界があります。力を貸してください!』
詳しくはサイトをご覧ください。
数年前から話題になっているクラウドファンディングですが、実際には商品開発で「この商品差し上げます」みたいな先行予約販売の形が圧倒的に多く、ちっとも面白くありませんでした。
しかし、この取組みはとてもクラウドファンディングらしい案件だなあと感じました。当社でもわずかですが一口支援させていただきました。
鹿児島といえば、お墓に花を絶やさない地域として有名です。そんな地域でも、高齢化によりお墓参りはだんだんと困難なものになっているのでしょう。
もっといいアイデアが蓄積して、継続的に実現できるようになったらいいですね。
【カテゴリ】
六地蔵って何のためにあるの?
2019年04月16日 08:00
滝野店の藤井です。
前回の灯籠って何のためにあるの?に引き続き今回もよく考えてみると「これって何のためにあるのだろう」と思うものについて考えていきます。
突然ですが、お墓参りに行った際にこういったものを見たことはないですか?
墓地の入口には6体のお地蔵さまが必ずと言っていいほど祀ってあります。
私もこの仕事に就くまではなんとなく「お地蔵さんが祀ってあるなぁ」位にしかとらえていませんでした。
今回お話していくのは
「なぜお墓の入口には6体のお地蔵さまが祀ってあるのだろう?」
という疑問についてです。
一般的には六地蔵と呼ばれているこのお地蔵さまは、人が生まれ変わり死に変わり続ける6つの世界(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のそれぞれで苦しむ人々を救うためにおられます。
墓地は亡くなった人の世界と、生きている人の世界の境界です。
お地蔵さまはあの世へ旅立つ人の安全と安らぎを祈るという意味と、もうひとつは死者が迷ってあの世からこの世に帰ってこないようにという2つの意味で生と死の世界の境界に立っておられるのです。
これからも引き続き日々気づいた「なぜだろう?」を紹介していきます。
【カテゴリ】