森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -

6月18日(日)は

2017年06月10日 08:00

福島 正弘
福島 正弘
滝野店 福島です。
突然ですが、来週の6月18日(日)は何の日でしょう?
すぐにピン!と来られた方は少ないのではないでしょうか。
6月の第三日曜日にあたる18日は「父の日」になります。
ある調査によりますと、「母の日」にプレゼントをすると回答された方が76.2%だったのに対し、「父の日」にプレゼントをすると回答された方は50%に達しなかったそうです。
記念日ごとの市場規模を調べた調査に関しても「母の日」の1120億円に対して「父の日」は420億円となっているようです(私も父親なので少しさびしい気が・・・)。
かく言う私も最近までは「ん?父の日には何を?・・」と考えてしまっておりました。クリスマスにはケーキやプレゼント、バレンタインデーのチョコレート、「母の日」にはカーネーションといった定番的な贈り物がわからず困っておりました。
そこで色々と調べてみましたところ「父の日」に贈るお花は「バラの花」だとわかりました。これは「父の日」の提唱者である方が「父の日に父親の墓前に白いバラを供えた」というところに由来しているからなのだそうです。
バラの花を持ってお参りとても素敵だと思いますが、私のおすすめは「バラの香りのお線香」。とても良い香りです。
仏像いろいろ(天編)

2017年06月09日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
前回に引き続き今回は「天編」です。
仏像のランク.jpg
前回ご紹介した明王グループだけでなく「天」もまた煩悩を切り捨てる武闘派集団です。
「天」とは聞きなれない言葉かもしれませんが、寅さんで有名な柴又の帝釈天や毘沙門天、東大寺の南大門の金剛力士像も天の一員です。
見た目のとおり仏教界のガードマンの役割ですが、明王と何が違うのでしょうか?
実は「天」は仏教界の一員ではありません。
「天」とはサンスクリット語(古代インド語)で「神」という意味の「デーヴァ」からきています。
仏教が広まる前のインドではヒンドゥー教という多神教が信仰されていました。
その中には最強の戦士と言われている「インドラ」という神や宇宙を作った創造神「ブラフマン」など多彩な神様がいます。
それがインドラは帝釈天、ブラフマンは梵天として仏教に取り入れられていきました。
元々いた仏教の神様を仏教を護るガードマンとして取り入れたのです。
いわば野球でいう助っ人外国人のようなものでした。
元々はインドの神様だった天は、多彩で様々な姿をしていたので、菩薩や如来より身近で親しみやすかったそうです。
例えば天の最高ランクに位置づけされるものは「四天王」と呼ばれます。
北は多聞天、西は広目天、南は増長天、東は持国天。東西南北に別れ如来・菩薩を守ると言われています。
甲冑に身を包み、四者四様で思い思いの恰好をしている自由さが人気の理由だそうです。
他にも足の速さを形容する韋駄天、死者の罪悪を裁く閻魔様も天の一員です。
天はしばしば四天王のように複数でユニットを組みます。
この天とこの天を組み合わせて1つのユニットを作るというように、まるで今のアイドルグループのように様々なユニットを作っていったそうです。
また、多聞天のように「武士の間ですごく人気が出ている!」となれば時にはソロデビューもします。それが上杉謙信で有名な「毘沙門天」です。
時には「毘沙門天」は「弁財天」、「大黒天」とユニットを組み、日本の神様と一緒になって「七福神」として定着したりしました。
このようにその土地、その時代に合わせ救いの形を進化させ日本の民衆に愛されてきた仏像。
願いの数だけ仏像が欲しい。そんな人間の御利益主義が多種多様な仏像を生んできました。
仏像いろいろ(明王編)

2017年05月23日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
前回に引き続き今回は「明王編」です。
仏像のランク.jpg
怒りの形相で仏教の教えを広める明王。
明王と言えばまず思い浮かぶのがお不動さんこと「不動明王」ではないでしょうか。
京都の五重の塔でお馴染みの東寺の講堂には不動明王を中心として、東・西・南・北4つの方向にそれぞれ4体の明王が配置されています。東に降三世明王、西に大威徳明王、南に軍荼利明王、北に金剛夜叉明王。不動明王と合わせて「五大明王」と呼ばれ、日本中で信仰されています。
この明王ですが、平安時代に弘法大師が中国から「不動明王」を持ち帰ったことが始まりだそうです。当時の人は非常に強い衝撃を受けたと言われているそうです。
しかしこの仏像。他と違いみんな怒っています。
なぜこんな怒りの形相で作られているのでしょうか?
明王は密教で大日如来の化身・分身と言われています。この明王が救うのは「難解の衆生」(なんげのしゅじょう)と言われています。簡単に言うと「いくら言ってもいう事を聞かない人」の事だそうです。
明王は煩悩を背後の炎と剣で焼き尽くし、道に迷うものあれば左手に持っている縄で縛ってでも救うと言われています。怒りで仏教界を護る、言うなれば仏教界の仕事人、裏のガードマンといわけです。
さて次回は「天」編です。
仏像いろいろ(菩薩編)

2017年05月07日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
前回に引き続き今回は「菩薩編」です。
仏像のランク.jpg
仏像界のNo.2、庶民から圧倒的な支持を受ける「菩薩」グループです。
得も言われぬ微笑み、頬杖をついて瞑想する「弥勒菩薩」。
皆さんお馴染みの観音様こと「観世音菩薩」。
お地蔵様も実は「地蔵菩薩」。
企業の役職でいうと部長などの中間管理職にあたります。
如来が悟りを開いているのに対し、菩薩は悟りを目指して修行中の身。上を目指しながら苦しむ人々を救う仏とされています。
菩薩というのは修行僧という意味のサンスクリット語、「ボーディ・サットヴァ」がもとになっているそうです。
釈迦の次に悟りを開くとされているのが弥勒菩薩。とは言っても悟りを開くのは「56億7千万年後」だそうです。。。
如来は大学教授や裁判官のように難しい語り口で教えてくれますが、理解しがたい人がいます。そこで菩薩は同じことをわかりやすく説いてくれる存在で、庶民にとってはより身近な存在でした。
しかし、全ての人を救うには如来だけでは手が足りません。そこで菩薩は如来の脇に立ち、ユニットで作られることが多かったそうです。例えば釈迦如来の横には「文殊菩薩」と「普賢菩薩」。「文殊菩薩」が知恵をつかさどり、「普賢菩薩」が修行をつかさどります。「三人寄れば文殊の知恵」はこの文殊菩薩が由来となっています。
如来が座っているのに対し、菩薩は立っていたり、動物に乗っていることが多いです。これは少しでも早く救えるようにこのような姿をしているのだそうです。
このほかにも菩薩は美しい布をまとっていたり、多彩なアクセサリーをつけています。これは釈迦の出家前の王族時代の姿を表しているそうです。
このようにより身近な存在として、特に鎌倉時代以降人気が急上昇しました。中でも「観世音菩薩」は優しそうな外見と相まって爆発的な人気があったようです。ちなみに観世音菩薩は男性でも女性でもないのですが、より優しい外見にするため女性をイメージして作られています。
菩薩はあまりの人気に単独で活動するようになり、人々の欲望のままに様々な変身を遂げます。例えば2本の手だけでは救えないだろうと救いの手を増やした結果が「千手観音」。世界中をもっと見渡してもらおうと顔を増やした結果が「十一面観音」。
ただこれらの観音様はお寺まで行って拝まなければ救ってはくれません。
しかし、アンパンマンのように困っている人のもとまで駆けつけ救ってくれる菩薩もいます。それが「地蔵菩薩」。
しかも地蔵菩薩はダメな人ほど救ってくれると言われます。地蔵菩薩は地獄に落ちた人まで救ってくれるそうです。また親より先に亡くなった子は賽の河原で親不孝の責め苦を受けるそうです。そんな子供たちを地獄の鬼から救ってくれるのが地蔵菩薩なのです。
更に身代わりなってくれるというこで様々な地蔵菩薩が作られました。身代わり地蔵、とげ抜き地蔵、子育て地蔵等々…。
上流階級の人々はきらびやかな観音菩薩に傾倒していくなか、地蔵菩薩はその身近さから庶民のアイドルとなっていきました。
次回は「明王」編です。
三界萬霊塔

2017年04月27日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

先日、ある一統様の墓地整備工事の中で「六地蔵様」の新規建立をブログで取り上げさせて頂きました。出来上がった「六地蔵様」の横に仲好く「三界萬霊塔」が立っています。こちらの墓地に元からあった石塔です。
山南町周辺にもよく建っている見慣れた石塔です。
KIMG3083.jpg
KIMG3081.jpg
でもこの石塔にはどんな意味があるのでしょうか。
「三界」仏教語で 欲界・色界・無色界の事だそうです。
欲界とは、食欲・性欲・睡眠欲といった生きている物の本能的な欲望にとらわれている世界。
色界とは、色や形はあるが欲望にとらわれない清らかな物質からなる世界。
無色界とは、色や形などあらゆる物質や欲望を超越した精神世界。
「萬霊」あらゆる世界の事。 
 
すなわち、この世あの世全ての世界を供養する為の石塔ということです。
この写真の物は「塔」の文字がありませんが、たまに「等」と刻まれている物があります。
おそらく当て字で先人の遊び心かも知れません。
全ての世界の為に三界萬霊塔、六道輪廻の世界の為に六地蔵様 日本の先人達は念には念を入れたんですね。
山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

普段の生活の中では、家紋を見たり、知ったりする機会ってそんなにありませんが、着物や風呂敷などに家紋が入っているのをお持ちになられている方も多いのではないでしょうか?また、家紋は何となく知ってはいるけどと言う方でも、家紋の名前はご存知ですか?
家紋は「苗字」を記号化したものであるとも言われ、その家の「しるし」でもあります。古くから、自らの家系や家柄・地位を表すために用いられてきた紋章です。
一般的に和墓の場合は、お墓の水鉢というところに家紋を入れる事が多いです。
水鉢 家紋.jpg
(もちろん、必ずしも家紋を入れないといけないという事はありません。)
家紋は、ものすごく種類があるんです!
彫刻原稿を見ていると、見慣れた家紋ももちろんありますが、変わった家紋だなぁ~と、思わず眺めてしまうものも、しばしばあります。
もしも、ご自分の家紋がわからないという場合・・・
・お墓に彫刻していないか、確認する
・本家がわかる場合は、そちらへ確認する
・本家がわからない場合は、古い戸籍をたどると本家がわかる可能性もあります
それでも、どうしてもわからない場合は、自分で家紋を選ぶ(作成する)事も可能だそうです。
家紋にはいろいろな意味があり、同じような家紋でも全く意味が違ったり、
ルーツが違ったりする場合もあります。
ご自分の家の家紋を、今一度調べてみると面白い発見があるかもしれませんね。
仏像いろいろ(如来編)

2017年04月21日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
皆さんは「仏像」と言えば何を思い浮かべられますか?
私がまず思い浮かべるのはやはり東大寺にある「奈良の大仏」です。
しかし、一口に仏像と言っても多種多様です。
例えば、如来であれば阿弥陀如来や釈迦如来、大日如来。菩薩なら観音菩薩や地蔵菩薩。
他にも不動明王や毘沙門天…。
立っていたり、座っていたり、笑っていたり、怒っていたり。
あげれば本当にキリがないほど。
それもそのはず。日本は世界一仏像の種類が多いそうです。
いったいどれが一番偉いのか?どんな役割があるのか?
実は仏像の世界意外と単純で人間社会に似たものがあるそうです。
仏像の世界は大きく「如来」「菩薩」「明王」「天」の4つに分かれています。
仏像のランク.jpg
本日は「如来」について説明します。
まず仏像界のトップに君臨するのが「如来」グループ。
企業の役職に例えると会長、社長になります。
如来とは簡単に言うと、「真理に目覚め悟りを開いたもの」のこと。
逆に言うと「如来」以外は悟りを開いていない修行中の身だそうです。
世界最初の仏像は1世紀頃に作られた「釈迦如来像」。
お釈迦様が入滅して約500年後だそうです。
それまで仏像は存在しなかったそうです。
しかし仏教の布教には仏像が必要でした。
「お釈迦様の姿を拝みたい!」
そんな熱烈な信者たちの声に応え、お釈迦様は仏像となり「釈迦如来」となりました。
その後信者が増えるなかで「こんな仏様がいたらいいな」というニーズに応える形で様々な仏像が作られ始めました。
例えば病が流行り、「病気に効く仏様がいたら・・・」
そんな願いに応えて作られたのが「薬師如来像」。
医療を中心に12のご利益があるとされ奈良時代には人気No.1でした。
健康の象徴としてふっくらとした顔をしています。
更に極楽浄土の案内人とされる「阿弥陀如来」。「南無阿弥陀仏」というお題目を唱えれば極楽にいけるという手軽さがうけ、日本の寺院に一番多く祀られています。
また滝野店の周辺に多い「真言宗」の御本尊様、太陽を神格化した「大日如来像」。ちなみにあるご住職にお聞きしたのですが、この辺りは日本で一番「真言宗」のお寺が多いそうです。
冒頭でてきた「奈良の大仏」は「毘盧遮那(びるしゃな)如来」、鎌倉大仏は「阿弥陀如来」です。
如来は釈迦が悟りを開いた姿を表すため、多くは座っていたり衣をまとっただけの質素な姿をしているそうです。
こうしてみると如来像もより身近な存在になりますね。
次回は「菩薩編」です。
お墓がない!?

2017年03月20日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
先日お客様とのお話の中でハッとしたことがありました。
ある日のこと。
そのお客様は天気もよかったので散歩がてら先祖のお墓参りに行きました。
いつものようにお参りを済ませ、いつものように同じ墓地にある友達のお墓にお参りに行きました。
「ん???いつもと違う…。」
そこにあるはずのものがない…。
お友達のお墓が撤去されて更地になっていたそうです。
俗に言う「墓じまい」されていたそうです。
弊社でも最近「墓じまい」の見積依頼やご相談を受けることがあります。
ご理由としては
①遠方にいるためお墓参りが大変
②子供がいない(お墓を継ぐものがいない)。
③娘しかいなく、遠くに嫁いでいる(お墓を継ぐものがいない)。
といったところが多いでしょうか。
その後のお骨の取り扱いについては
①今、住んでいる近くの墓地に移設
②永代供養、納骨堂
とくに②の「永代供養」という言葉をよく耳にします。
「永代供養」にも様々な種類がありますが、私の友人の家の場合は、友人曰く「立体駐車場みたいなもの」。
カードと暗証番号を使って入力すると自分の所有するお墓(お骨)が目の前に運ばれてくるというシステムだそうです。
この話を聞いたとき、
「暗証番号を知らない親戚や知人はお墓参りが出来ないのでは・・・」
と思いました。お参りできるのは極々限られた身内だけになってしまいます。
この話と先ほどのお客様の話が私の心の中でリンクしました。
従来のお墓のいいところは、身内だけでなく、親戚、知人誰でもいつでもお参りできるところにあるのではないでしょうか?
個人的には、身内にしか来てもらえないお墓に入るのは少し寂しい気がします。
もちろん「墓じまい」を否定するつもりは全くありません。
ですが「墓じまい」を検討の方とお話しすると、意外に撤去後の事を具体的にお考えでなっかたり、ご家族、ご親戚とお話しされていないケースが多いのも事実です。
こういったこともあってか、今年に入って『墓じまい』が少し減っているようです。
お墓はそのままにしておけば、少々の管理費ですみますが、無理に永代供養や納骨堂にしてしまうと、撤去費用や新たな場所の費用が必要になります。
冷静になれば、致し方ないケースを除けば、急ぐメリットはあまり感じられないと思うのですが・・・。
「墓じまい」をするのは簡単です。
その際には、一度よくご家族、ご親戚と話し合ってみられてはいかがでしょうか?
意外と違う答えが出てくることもあります。
ある日突然、いつもお参りしているお墓がなくなっていると本当に寂しいものですよ。
お墓物語~優秀3作品~

2014年08月29日 11:46

森田石材店
森田石材店
日本石材産業協会主催のお墓にまつわるエピソードの優秀作品です。
お墓にはみんなドラマがありますね。


【お墓参りと祖母と私】最優秀作品
 https://www.youtube.com/watch?v=YyEXDjG0Cq0

【背くらべ】優秀作品
 https://www.youtube.com/watch?v=11oQ7H8mbVA

【願い】優秀作品
 https://www.youtube.com/watch?v=BsgbD1YBWT8

もうすぐお彼岸です

2010年09月17日 19:02

森田石材店
森田石材店

お彼岸といえば『おはぎ』がつきものですね。

『おはぎ』は萩の季節、秋のお彼岸に食べるものの事で
あずきの粒を咲く萩にに見立てたものなのだそうです。

おはぎに似たもので『ぼたもち』がありますが、
おはぎとぼたもちって同じものなの?
それとも別のもの?

なんだか気になって調べてみました。

ぼたもちは漢字で書くと『牡丹餅』
おはぎは『お萩』

漢字で書くと分かるように
その季節によって
名前が違うだけなのだそうです。

一つ勉強になりました。

9月20日は彼岸入りです。
お萩を持ってみんなで
お墓参りをされてはいかがですか。

お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く