森田石材店ブログ - ちょっと考えてみました -
自分で自分の墓を建ててはいけない?
2008年02月25日 13:39
先日、某占い師(?)がテレビでまた何か発言されたようです。
その放送直後、ひとりのお客さまから電話がありました。
「うちのお墓キャンセルしてください」と。
実はこのお客様のお墓は、テレビで挙げられていた状況とは
明らかに違う内容で、こちらもご説明は致しましたが、
「テレビであんな風に言っている以上、気持ちが悪い。」
となってしまったわけです。
こういった事に不慣れなお客様は、テレビでズケズケ言われると
不安になってしまいます。そして、さらわぬ神にたたりなしとなります。
お墓を建てようとされるお客様の気持ちは純粋です。
それを不安におとしいれる発言は、実に悲しい話ですね。
問題の発言内容は、
①生前に自分で自分の墓を建てるものではない。
②建てるのであれば建立者を息子の名前にすべし。
では検証して見ましょう。
(つづく)
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お墓の引越し
2007年12月19日 16:13
ここ数年、チョコチョコお墓の引越しの仕事をいただきます。
昨年は、熊本から引越しをお手伝いしました。
また今年になって、広島、山口、大阪と年々増えいます。
この背景には、ここ数十年の時代背景が大きく影響しているのかもしれません。
例えば、団塊の世代の人たちは集団就職で田舎から町に移って働き出しました。
そしてその後の高度経済成長の時代を迎え、
そのまま都会に住み続けた人が多くおられるのだと思います。
またこの影響から「核家族化」も進んできました。
田舎には高齢者の方だけが残っているというケースです。
そして結局、「田舎には帰っても仕方がない」ということで、
お墓も引越しという風になるようです。
お墓は故郷にあってもよし、近くにあってもよしだと思います。
弊社も数件引越しのお手伝いをさせていただきましたが、
引越しを機に、お墓を新しくされたケースもあります。
また磨きなおしてリフレッシュされるケースもあります。
その時のお墓の状態によって対応は変わってきます。
さて、私の近所も空き家が少しずつ増えてきて、
お墓も無縁になっているところが増えてきたように感じます。
でも無縁はかわいそうです。
今のうちに分かっている人は、身近でお祭りしてあげて下さいね。
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石に賞味期限はないけれど
2007年11月01日 11:21
石は自然の素材なので、思わぬところに思わぬ模様やキズ、色違いが出てくることがあります。
そうなればその部分は使い物にならず捨てることとなります。
ところが困った事に、こういった問題を薬品や小細工を加えるとでごまかすことが出来るのです。
当然、数ヶ月から数年で問題は発覚しますが、時すでに遅しです。
多くの場合こういった点は全く気づかれずお墓になっています。
誠意のない生産者はこのことを分かって不正行為をしています。(私たちには分からないように)
ですから当社では商品のトレーサビリティー(追跡)を徹底しています。
そして「不正されやすい石」「不正をする可能性のある生産者」を排除しています。
先日、ある「不正されやすい石」で見積り依頼が来ました。
当然「この石には問題があり扱っておりません」と説明したのですが、お客様は他社で
「最高の石ですよ」と教え込まれていますので、当社の説明にご納得いただけません。
これ以上言うと悪口になってしまいますので、こちらも口ごもってしまいます。
結局見積もりはお出しする事になりましたが・・・(涙)。
昨日もこれについて社内で喧々諤々となりました。
この石で不正が行なわれる確率は20~30%。見た目はキレイな石です。
「この石を扱いたい」という意見と「扱うべきではない」という意見両方あります。
しかし最終的には「原則扱わない。」で決定しました。
昨今、食品の賞味期限の問題もありますが、石の不正も同じです。
実際に問題があっても気づかれるお客様はほんの一握り。
だからこそ自分たちで守ろうと思っています。
今日はちょっとかたい話になってしまいました。
墓石を販売する創業92年の株式会社森田石材店のブログ(丹波市・篠山市・多可郡・西脇市・加東市・小野市・加西市・三田市・神戸市・南丹市・福知山市・猪名川町)
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散骨について
2007年10月20日 08:42
散骨についてちょっと考えて見ました。
といっても自分も自分の周辺にも散骨したいという人を見たことがなかったので、
正直、ちょっと遠い話題だと思っていました。
ところが先日、お客様とお墓についてお話をしていたところ、
「父は散骨してほしいと言ってました。」とおっしゃるではありませんか。
話を聞いてみると、元海軍兵学校で筋金入りの海の男。
でも残された家族は、「やっぱりお参りできるお墓がほしい」との事でした。
散骨が合法か否かについてはこの場では深入りしませんが、
こういったケースは最近テレビなどでも時々耳にします。
そもそも日本で散骨が世間の注目を集めたのは、石原裕次郎さんぐらいからだと思います。
その後、勝新太郎さん、横山やすしさん、ミュージシャンのHIDEさんなどが散骨されていますが、
みなさんいづれもお墓がないわけではなく、遺骨の一部を散骨されているようです。
テレビの番組などで紹介される例は、
「お墓はいらないから海に流す」「誰もあとの面倒を見てくれないから・・・」
という方が散骨しているというような印象を受けますが、実際には少し違うようです。
葬送の形は多様化しているようにも見えますが、この仕事をさせていただいて感じることは、
日本人の内面の感覚はあまり変わっていないということです。
テレビではチョット極端に表現されるのかもしれませんね。
「丹波市・篠山市・多可郡・西脇市・加東市・小野市・加西市・三田市・神戸市・南丹市・福知山市・猪名川町で墓石を販売する創業92年の株式会社森田石材店」
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