森田石材店ブログ - こんな工事もします -

石張り工事

2018年02月03日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

この度、守衛室の石張り工事をしました。

材料は、割肌の御影石を外壁面に貼りました。外壁に割肌の石を貼るととても重厚感のある建物になります。

IMG_5788.JPG

見た目は、石積みのようですが、板石(厚み4㎝)なので、安価で仕上がります。家の玄関回りなどは是非使ってください。

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ここまで来るには・・・

2018年01月26日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

今回ご紹介させて頂きます案件はこちら
KIMG2455.JPG
昔のお墓、埋墓(土葬墓)です。
この写真は真ん中の土の部分にあった墓石(墓印)を撤去した後です。
撤去前はこちら
KIMG0164.jpg
お花、線香もお供えされ、いつも皆さんお墓参りされておられるようです。
さて今回撤去させて頂いた一番の理由は・・
KIMG0182.jpg
この山道の写真は先程のお墓への参道の途中でしかも一部。
このような道が麓にある新墓地から約200m程続きます。
「もう歳とったら、花やら水やら持って上がるんしんどなってなー」
それはそうでしょう。登り終えたら私でも息切れてます。
機械等が一切使えませんので、撤去作業はもちろん全て人力。
しかし昔はここを輿(こし)を担いで上がってられたことを考えると、
お葬式や仏さんに対する気持ちが伝わってきますね。

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寸松庵灯籠

2018年01月21日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
先日、あるお客様から「玄関先に置けるような小さな灯籠がほしい」とのご依頼を受けました。あまり大きなものは置かずに、小さくても品があるものというリクエストでした。
大きさの目安は高さが30cm以内。会社に在庫で置いております灯籠もひと通り検討しました。しかしピッタリのものがありません。ということで、新たに作ることにしました。
とはいえ、ピンとくる形の灯籠ってなかなか頭のなかに浮かんできません。それからと言うもの、各地の展示会、お寺、神社、公園、博物館に美術館・・・。行く所、行く所で灯籠を見ました。そして、この形になりました。
寸松庵灯籠1.jpg
寸松庵灯籠(格子付き)
寸松庵(すんしょうあん)について調べてみました。
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佐久間真勝(さくま さねかつ)
1570-1642 織豊-江戸時代前期の武士、茶人。
元亀(げんき)元年生まれ。豊臣秀吉の小姓をへて徳川家康・秀忠・家光の3代の将軍につかえ、使番、作事奉行をつとめる。古田織部(おりべ)に茶道をまなび、晩年、京都大徳寺に寸松庵をたててこれを号とした。(デジタル版 日本人名大辞典+Plusより)
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茶人である佐久間真勝の庵からの由来です。日本を代表する品のいい置灯籠です。
ちなみに説明の中の師匠である古田織部の織部灯籠もたいへん有名です。
さてこの灯籠は、灯籠の産地である岡崎で作りました。やっぱり岡崎の灯籠はいい作りをしています。こんなこと言うと他の灯籠の産地の方に叱られそうですが、やはり灯籠は岡崎の灯籠が一番です。
格子の作りはとても繊細です。丁寧な仕事が分かります。
寸松庵灯籠2.jpg
笠の叩きもキレイです。特に角は難しいのですが、自然に見えます。
なかなか外国産ではこうはいきません。
寸松庵灯籠3.jpg
これでお客様のお目に叶うことと思います。
早く据付けたいです。

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森田 茂樹
森田 茂樹

石部神社という大きな神社の石工事をいただいています。

まずは石積工事です。100年ほどまえの石積みを解体をせずに、その前に新しい石積みをしました。

この様な工法は、お城や神社の修復時によく発見されますね。

施工前
DSCF4995.JPG

施工後
IMG_5748.JPG

昔の石積みは、凝灰岩のため風化で石に痛みがひどくでています。新しく積んだ石は花崗岩のため、末代までしっかり持ちこたえてくれると思います。

新しい石積みは白くて綺麗ですが、わびさびを思うと昔の石は、色の変化と長年の汚れが何とも言えない味がありますね。

この石垣も50年ほど経つといい感じになるでしょう。

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遍く照らす

2018年01月10日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

本年も宜しくお願い致します。
西脇市の西仙寺様の山門に一対の灯籠を納めさせて頂きました。
KIMG2196.JPG
KIMG2118.JPG
灯籠の竿部にはご住職の指示により「遍照(辺りをくまなく照らすこと)」と彫刻させて頂きました。
この「遍照」をもう少し深く調べてみると・・・
「仏の法身(ほっしん)の光明が遍く(あまねく)世界を照らすこと」
とあります。つまり・・・
「仏(ブッダ)の永遠不滅の真理そのものが広く全ての世界にわたって照らし続ける」
という事になります。
年頭から縁起の良いお仕事をさせて頂きました。
KIMG2117.JPG

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山の中のお社据付

2018年01月09日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今年初めての工事を紹介します。
工事の内容は、台風で倒れてしまったお社を新しく据付する工事です。
20180109-1.JPG
今年一番目の工事が神様に携わる有り難い仕事なのですが、据付の場所が山を50メートルほど登ったところにあり、しかも山道が険しく運搬機でお社の搬入出来ない場所でした。
20180109-2.JPG 20180109-3.JPG
階段登った先の先をすすんでいきます。 道中は↑もちろん整地されていない山道。
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道なき道を修行僧のように、施工班は背負子で荷物やお社のパーツを少しずつ息を切らしながら何度も往復をして運び上げました。
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パーツを運んでくるまでに、据付場所をきれいに整地します。
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パーツが整ったら、ひとつひとつパズルのように丁寧に組み合わせ作業をします。
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石は意外と重いので数人がかりで慎重に据え付けます。
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完成です。中に御札も入れ、写真用にコンコンさんを上に飾りました。
20180109-10.JPG
普段はこのように、下に祀るそうです。
現場を見に来られてた施主様には、新しくなったお社を見て『ほんまにようなったわ』と言われたいへん喜んで頂けました。
お社は、各店展示していますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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地神さんの家移り

2018年01月04日 08:00

上山 典之
上山 典之

新年明けましておめでとうございます。

篠山店の上山です。

いつも、スタッフブログご覧頂きありがとうございます、本年も宜しくお願いいたします。

昨年末に「地神さんを新しくしたい、丈夫な物で」と言う事で裏庭に納めさせて頂きました。

お社1.JPG

四半世紀近く前から風雪に耐えお家を見守って頂いていた木製の地神様。

お社4.JPG

新しい年を迎えるにあたり新居に移ってお祀りされました。

お社2.JPGお社3.JPG

墓石にも使用する御影石製なので今後は半世紀以上、末代まで守って頂けると思います。

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yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。

最近、私は夜な夜な勉強しています。来年1月に行われる「お墓ディレクター」の検定を受検するためです。
お墓ディレクターとは一般社団法人日本石材産業協会が認定する資格で、これに合格できた者は「お墓ディレクター」として認定されます。私は2年前に2級に合格したので、今度は1級に挑戦です。
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検定内容は、お墓・仏教・石・仏事などの幅広いものになります。普段目にするもの以外の内容もあり覚える事は大変ですが、知らない知識に出会える事は楽しいです。当社では2級が10名で営業の者は全員が有資格者ですが、1級は難関のため4名しかいません。今回の受検する者は5名(1級4名、2級1名)です。みんな合格できますように・・。
「お墓の教科書」にはお墓の始まりについて書いてあります。なんとお墓の歴史は旧石器時代から始まります。ネアンデルタール人のお墓でシリアのデデリェ遺跡で確認されました。遠い昔から現在まで続くお墓の歴史に驚きました。
「お墓なんて要らない」と耳にする時代になりましたが、お墓好きな私は、これからもずっとこの歴史が続き、ご先祖様を敬う風習が続く事を願います。

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木製鳥居の解体

2017年12月16日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

弊社は石材店なので、石鳥居は100本を超える数の工事をさせていただきました。石の鳥居に関しては何の不安もないのですが…

今回は何と「木の鳥居」を解体してほしいという依頼でした。正直、木の鳥居の方が簡単に解体できるかなと思いながら現場に行くと…

なんと! 拝殿の屋根に当たりそうではないですか。根本が腐っていて、手で押すだけで今にも倒れそうです。
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動式クレーン(かにクレーン)を設置して、倒れない様に「柱を補強」しました。
KIMG2459-thumb-200x150-3698.jpg

笠木から順番に解体
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無事に解体作業が終わりました。
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建物が無ければ、先に倒しておいて解体すれば重機は必要なかったのですが・・・石鳥居以上に緊張しました。

追伸:伏見稲荷の千本鳥居はすべて人力なので大変な工事だと思いました。

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12月といえば「お社」

2017年12月02日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
12月になりました。私どもの仕事も「年内にきれいにしてほしい」という方のご要望も多々ございまして、一年で最もバタバタする月のひとつが12月です。
さて12月といえば割と多いのが「お社(やしろ)」です。年中置いているものなのですが、この時期は「お社」の需要が多いです。やはり氏神様にも新年は新居でということなのでしょうか。
下の写真は弊社のお社です。毎朝全社員が手を合わせております。
弊社お社.jpg
社長の趣味(?)で鳥居やキツネ、手前には八足台があり、そこに花立が付いております。また本体には「カランカラン」と鈴と鈴緒が取り付けてあります。もしご用命の場合は当社で加工いたします。
お社ってどう選べばいいの?
当社で販売しておりますお社には大きさが3つあります(オーダーメードでご依頼いただければどんな大きさにもなりますが・・・)。それがこちらです。左から小・中・大となっております。置き場所に応じてお選びいただけます。台座付もございます。庭に古い台があるよという方は、その上に設置することも可能です。
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お社のひみつ
台座の後ろに小さい穴が空いております。石屋ですから何か見えるわけでもありませんので本当のところはよく分かりませんが諸説あります。蛇の出入口という方もおられます。神様の出入口なのかもしれませんが、必ずあけるようにしております。
お社台の穴.JPG
お社に御札を入れる順番
さて、お社の主役は何と言っても御札です。木のお社では三社造りといって三つ屋根が並んでいますが、この場合は真ん中に「神宮大麻」や「天照大神」などが来ます。いわゆる大ボスです。そして向かって右側に地元の氏神様を置いて下さい。そして向かって左側には崇敬している神社の御札をお祀り下さい。
一社造りの場合(この石のお社も)は、御札は3枚重ねて置きます。その際に一番前が大ボス(「神宮大麻」や「天照大神」)、次に氏神様、一番後ろに崇敬している神社の順になります。
お参りの方法は
「二礼二拍手一礼」ですね。この仕草も慣れないとちょっと恥ずかしい気もしますが、弊社の場合は強制的に毎日全員でしておりますので全く違和感は感じません。もうすぐ年末年始が近づいてきますので、お参りの時はぜひやってみてください。
ある方に聞いた話ですが、神社でのお参りは日本人が古来から「ヒラメキ」に利用してきた場所だったらしいのです。一年の締めくくり以外でも、何か困った時や悩んでいる時、神様の前で作法すれば解決策が降ってくるかもしれませんよ。
そもそも氏神様って?
人が亡くなると30~50年ほどでその霊は次第に縁故の家を離れていきます。そして個性をもたない霊になり、その後、故人が生まれ育った故郷の地へ還って、神さまの仲間に入るとされています。
ちなみに氏神様とは、住んでいる土地の人々を守護する神のこと。鎮守の神とも言われています。また地神様とは祖霊、農神ともされる神。屋敷内や辻・田のそばに祭るものとされています。
まさに私たちのご先祖様です。遠くの神様より、近くの氏神様、地神様。本年もお世話になりました。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く