森田石材店ブログ - こんな工事もします -
石垣の修復工事
2024年07月08日 21:28

代表の森田です。
地元の神社の「令和の大修造工事」の一つ、石工事がスタートしました。
内容は石階段と寄進者のお名前を彫刻する玉垣工事です。石の業界に入って40年経ちますが、一番大きな規模の工事になります。
その大きな要因はトラックが近寄れない現場なのです。運搬機で材料・資材を搬入し工事をしていくので、通常の3倍手間が掛かります。納期は10月末までの完成を目指しています。
先ずは、現在の階段・玉垣の解体からスタートし、最初の修繕は石垣直しからです。

赤ペンの部分が膨らみ、大雨が降ると危険な状況の為、今回積み直しをしました。

野面石の裏にコンクリートで補強しながら積み上げました。
丁張で左右の勾配を決めて、積み上げました。
この石垣の上には、新しく木製の塀が作らるので、頑丈に修復工事が完成しました。
さて、これからが階段工事のスタートです。
つづく
西脇市西林寺墓地にてT家のお墓づくり
2024年06月26日 08:00

滝野店の中村です。
今回ご依頼いただきましたのは西脇市西林寺墓地のT家のお墓です。
非常に広大な区画をお持ちで約25㎡もあります。
それだけに草引きなどが大変だとお困りでした。
施工前の様子がこちらです。
まずは古い石塔を撤去して、カロートを据えます。
しっかりと転圧していきます。
ずれている外柵を補修して、金具を取り付けて補強します。
石塔を据え付けて、外柵を洗浄。そしてお馴染みのファイバーレジン施工をして完成です。
外柵などが見違えるほど綺麗になり、大変喜んでいただけました。
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お墓じまいについて
2024年06月05日 10:09
本店の砂原です。
先日、丹波市山南町のお客様より「お骨を今住んでいるいる場所へ持っていくため、お墓じまいをしたい」とのご依頼をいただきました。
こちらのお墓は、台の部分が墓地の所有になるため、上に建っているお墓のみの撤去となりました。
上に建っているお墓を移動させたら後は、地面を馴らします。
また、こちらの墓地では棹石(墓石の上に建っている長方形のもの)の供養塔がございますので、
そちらに納めさせていただきました。
棹石を納めさせていただき工事終了です。
実は、お墓じまいには色々と手続きがあるのをご存知でしょうか?
石材屋さんにお墓じまいのご依頼をしていただくだけでなく、
お骨の行先を決めることや、それに伴い改葬許可書というお骨を移動させる際に必要な書類もございます。
また、お性根抜きなどの法要も必要になります。
ご不明な点等も多いと思いますが、一度ご相談いただければと思います。
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お骨とともにお引越し
2024年05月20日 09:50

本店の髙梨です。
数年前にご主人様を亡くされ、墓地に仮の埋葬をさせていただいておりました顧客様よりご連絡をいただきました。
「主人のお骨と一緒に息子のところに引越ししようと思います。」ということでした。
今のお墓はすべて撤去処分、いわゆる「お墓じまい」をされます。
お骨の引越しですので、改葬許可証が必要になってきます。役場への申請書類等のやりとりを済まされて無事発行。
ご夫婦で息子様の元へ転居されました。
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地神様の新居
2024年05月13日 09:51

代表の森田です。
最近多くなってきたのが、各自治会や株内でお祀りされている地神様の修繕・改築・引っ越しです。その中でも弊社が良くお手伝いをするのが「改築」になります。
氏子さんが一番心配されていることは、ほとんどの地神様の周りは森になっていて大きな木があります。「その木が倒れて他に被害を与えないか?」と、もう一つが「地神様を守る人が高齢化している、引き継ぐ若者が居なくなっている」が大きな問題となっています。
今回お手伝いさせていただいた改築工事は、老朽化した木造のお社と大きな木の剪定です。大きな木造のお社を修繕するのはかなりのお金が掛かる。石だと末代まで維持しやすくなります。現在の建物を無くすと木の剪定も出来ます。
この敷地いっぱいにお社がありましたが、取り壊され石のお社に改築されました。
氏子様がみなさんお揃いになり神事が行われました。宮司様が社に入れられているのが「御神体」です。
この儀式を「本殿先祖祭」と言うそうです。
お社の設計は、ご神体が入る寸法を基準に作成いたしました。観音開きの美しいお社が完成し、みなさんに喜ばれました。
六地蔵
2024年04月22日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。今回は六地蔵です。
加東市東条地区にある村墓地です。以前、修復をさせていただいた神社(こちら)と同じ村からのご依頼で、墓地入口にある六地蔵が傷んでいるので、どうにかして欲しいとのご相談がありました。
作業前です。前掛けしているので、わかりずらいですが、左右真っ二つのお地蔵様や、上下分離しているお地蔵様もあり、再利用は不可能でした。その代わり、台は別の方法で利用することにしました
お地蔵様撤去して、掘削したのち、基礎コンクリート打設しました
台は左と後側の土留めとして再利用しました。
区長様とお寺様で入魂式を執り行われました。
それぞれに花立やお線香立もあり、周囲の隙間も埋めました。これから、皆様に愛着を持っていただければ、うれしいです。
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永代供養をお考えなら
2024年04月17日 08:00

本店の髙梨です。
先日、ご寺院様のご紹介で多可町にお墓をお持ちの方からお問合せがありました。
「永代供養をしようと思います。お墓を撤去したいのですが、お願い出来ますでしょうか?」とのお話でした。
早速墓地にてお出会いさせていただきました。
墓地には30余年前に建てられた五輪塔と霊標、灯籠としっかりとした立派な間知石積みの外柵がありました。
ご両親とも逝去されていて、娘様3人とも嫁がれているため、この度菩提寺に永代供養をしようと決められたそうです。
工事をしましてご両親のお骨を拾い、菩提寺へお持ちしました。後日、納骨式をされるとのことでした。
今のところ、お墓の撤去工事が減る気配はありません。永代供養をお考えの方は、まず今のお墓をどうされるか。
場合によっては公的な書類も必要になりますので、そちらもお考えください。
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敷地いっぱいのお墓をコンパクトに
2024年04月15日 08:00

今回は丹波篠山市で敷地内にいっぱいに建てられていたお墓をコンパクトにまとめたお墓をご紹介いたします。
工事前のお写真を見て頂ければお分かりのように、お墓の一部が外柵に乗り出している状況でした。
以前よりお墓を気になされていましたが、一周忌のご法要を期にまとめてきれいにすることになりました。
ご要望としては、周囲のお墓がしているように代々墓と霊標だけにして既存の古いお墓はなくしてしまうご希望でした。
それと、お客様の中で気になっていたのが、区画内に生える笹でした。
何度か取り除こうとしたのですが、どうしても取り除けずじまいだったそうです。
その解決策として、ファイバーレジンをすることになりました。
完成したお墓を見て、なかなかお墓をするきっかけがなかったので、一周忌を迎えるタイミングできれいになって良かった。
ファイバーレジンで笹が生える心配もなくなったと喜んで頂きました。